八田山線と外之瀬線の直通

助っ人として外之瀬線で活躍する1340系(元:来戸急行電鉄車両)

 2019年11月30日ダイヤ改正で、八田山線と外之瀬線の八田山駅が地下化されます。これにより、従来それぞれ別の場所にあった八田山駅が統合され、直通運転が開始されることとなります。

 直通運転は八田山線内から松波国際空港方面へのアクセスや、外之瀬線方面から仙豊県北部へのアクセスを改善する目的で行われます。これに備え、2008年より外之瀬線などではホーム延伸工事を実施。すべての駅に8両編成が停車できるようになり、8両編成メインの八田山線電車がそのまま直通できるようになっています。

 新しい八田山駅地下ホームは2面4線。12両編成までに対応した長さがあります。直通運転では、永京~八田山間の特急が松波空港まで延伸されたり、その他急行や快速なども外之瀬線に直通するようになります。外之瀬線側では従来6両編成や4両編成が混在して運行されていましたが、一部時間帯を除いて8両編成での運行となります。ただし、輸送力を適正化する目的でラッシュ時などに減便が行われる予定。また、水野・草鳥線との直通運転が廃止されることとなり、沿線自治体や利用客から改善要望が出ています。

 松波空港と春望、永京方面が特急で結ばれる一方で、八田山~赤観、中島間で運行されていた特急が廃止されます。この特急は1時間に1本、5両編成を2本連結して運行されていましたが、赤観行きに関しては利用客が減少していることから廃止。中島行きに関しては日中の場合1時間2本運行される快速急行(8連)に置き換えます。中島行きに関しては増発という形になりますが、赤観方面は減便となります。

 車両は6両編成や4両編成を8両編成に組み替えます。外之瀬線車両が所属する河南車両センターでは、8連26編成中23本が4ドア車となる予定。従来はすべての電車が3ドアで運行されていましたが、八田山線から乗り入れてくる車両も含め4ドアが主流になります。一方、3ドア車もわずかに残り、こちらは10系4000番台での運行となります。来年になれば30系2000番台の登場で4ドアの余剰車両が発生することが予想され、そのうちすべての電車が4ドアになりそうです。

 さて、8連化に際して車両の組み替えを実施したわけですが、ただ6両編成に車両を足して8連にしたわけではなく、複雑な車両の動きがありました。

 ダイヤ改正の前日までは6連や4連で運行するわけですが、この際の予備車にはなんと、来急支社から1340系が転用されています。一部車両は塗装を仙豊支社新塗装に塗り替えられましたが、来急支社の塗装のままで転用された車両も存在します。この車両を臨時で走らせ、その間に6連や4連を8連に組み替え。さらに、組み替えた8連を名木車両センター(関八本線)に転属させ、入れ替わりで同車両センターの80系0番台、70系50番台の8連が河南車両センターに転属しています。

 また、廃車予定で留置されていた70系50番台3本と先頭車6両を使って8連を組成。こちらも河南車両センター所属となり11月30日にデビューする予定です。

 さて、80系や70系は8両編成ですから、11月30日ダイヤ改正まで出番がありません。かといって、河南車両センターにはすでに「助っ人」の1340系がいるので、もう車両を留置する余裕がありません。これに加え、八田山線で使われている車両が習熟運転を目的に留置されているので、かなり車両の置き場に困ることになりました。こういう時に役立ったのが、一部駅にある留置線です。

 近年は以前に比べて臨時電車の運行が少なくなりました。昭和の頃に柔軟な運用ができるよう整備された留置線も、今となっては草が生えてレールもすっかりさびました。とはいえ、架線は張られたままで通電しています。メンテナンスも行われていないわけではなく、この留置線に8連車両を留置させることにしました。ただ、数があまりにも多い(26編成)ということで、中には使われていないホームに留置される車両も。外之瀬線系統の「使われていない線路」はすべて電車で埋め尽くされました。担当者曰く「もう二度とこんな苦労したくない」とのこと。

 最近の両得電鉄はライバル、NTR今北も驚くほどダイナミックなダイヤ改正や車両導入を行います。新型車両の導入ペースなんかもそうですが、ダイヤ改正についても「ここは優先、ここは切り捨て」という取捨選択がはっきりしすぎている感じがあります。水野・草鳥線との直通運転の廃止も、かつての仙豊鉄道ならしなかったことです。もちろん否定意見は多いわけですが、趣味的にはダイヤ改正を境に今までなかった光景が日常になるわけなので、なかなか面白く感じるところです。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2019年08月18日

当ページ公開開始日 2019年08月18日