2階建て車両がデビュー

両得電鉄では、津古線に着席サービス提供を行うためロング・クロス転換座席を搭載した車両を導入したが、ロング・クロス転換座席搭載車両は座席数が通常より少ない。そこで、着席したいという要望が多い両得本線系統向けには、車体の一部を2階建てとした「プラスカー」という車両を導入した。

「プラスカー」は10両編成の7号車に1両連結されている。NTR今北で運行されている2階建て車両をベースに設計されているが、地下鉄直通に対応するため車体幅が狭い。そのため、NTR今北の2階建て車両より座席や通路の幅が狭い個所がある。なお、座席数は同じだ。

2018年3月10日のダイヤ改正で、両得本線、浦原線での運行を開始。2018年度以降も順次プラスカー連結車両を増やし、2019年春には古林線でもサービスを開始する予定。また、来戸本線への導入も検討している(導入時期未定)。

プラスカーを連結しているのは、2018年11月11日現在、三城総合車両センター所属の30系500番台と10系100番台である。2019年からは草深総合車両センターの10系100番台にも連結される予定であるほか、2020年からはプラスカーを最初から連結している30系2000番台が三城、草深総合車両センターにそれぞれ導入される予定。

両得電鉄に導入された2階建て車両。

プラスカーには原則としてアテンダントが乗務し、車内販売や検札を行う。

2階建て車両を連結した編成は、窓の下の帯を白色のみとしており、見分けやすいようになっている。

「プラスカー」という愛称が設定されており、アナウンスや駅の案内ではこの愛称が使われている。

基本的な部分はNTR今北の「スペシャルカー」に準じているが、座席(二人掛け)の間にあるひじ掛けを無くし、通路を多少広くしている。とはいえ、拡幅車体ではないプラスカーでは、1階、2階ともに通路の幅が狭い……

二階建て車両に乗るためには

二階建て車両「プラスカー」は一部列車を除き追加料金がかかる。このプラスカーは、NTRのスペシャルカーに似た車両ではあるが、その乗り方は微妙に異なる。

乗り方は二つあり、一つ目は予約して乗車する方法。この方法では、一部駅に設けられた端末やスマホで座席予約を行い、指定した列車、区間で指定された座席に座る方法だ。この方法では確実に座ることができるが、列車によっては予約ができなかったり、すでに座っている乗客に声をかけて座席指定していることを伝えなければならないケースがあるなどでメリットもある。

スマホで予約ができるとはいえ、駅で予約する場合は端末が一部主要駅にしかないことや、すでに座っている人に対して声をかけるということに対する抵抗感を感じる人もいる。当初は予約利用する人も多かったが、次第に減っていき、2018年12月19日に「2019年3月に予約サービスを廃止する」と正式発表された。サービス廃止は前記の理由や、特急指定席との差別化をするなどの理由もあるとされる。

なお、予約サービスは両得電鉄線内から乗車する場合のみしかできず、雪松急行や永京地下鉄、NTR線内から乗車する場合は、後述の二つ目の乗り方でしか乗車できない。

二つ目の乗り方は、NTRの中距離電車に連結されている「スペシャルカー」に近い感覚で乗ることができるものである。この乗り方では座席指定を行わず、着席する際に頭上のICカードリーダーにカードをタッチする。そして着席すると座席に内蔵されているセンサーが反応し、緑色のランプが赤色に変わる。

座席移動も可能で、移動するときは再びICカードリーダーにタッチし、5分以内に移動先の座席でもタッチする。なお、5分以内にタッチをしないと、その時点でプラスカーから下車した扱いとなり、追加料金が加算されなくなる。

降りるときもICカードリーダーにタッチする必要がある。当初は降りる時にはタッチをしなくても良いシステムを開発する予定だったが、改修費などの都合で結局降りるときにもタッチをするシステムが採用された。5分以内に再度プラスカー車内でタッチされなければ、その時点でプラスカーを下車した扱いとなる。また、駅を出場した場合は、その時点でプラスカーを下車した扱いとなる。

このシステムは2015年に開発された。両得電鉄が初めての導入となり、ICカードに乗車情報を事前書き込みしなくてもよい。そのため、プラスカーやスペシャルカーのような別料金が発生する車両を連結する際、駅に事前書き込み用端末を配置しなくてよいメリットがある。


なお、プラスカーの料金は、距離に応じてではなく、「いくつの鉄道会社線を経由したか」に応じて加算されていく。そのため、同じ鉄道会社線内のみ利用する場合は、均一運賃となる。1つの鉄道会社線内は550円、2つの鉄道会社利用では750円、3つの鉄道会社線利用では850円となる。また、ホリデー運賃はなく、通年同じ料金が適用される。NTRのスペシャルカー料金に比べて割安であり、利用率は高めらしい。

ただし、2019年3月からサービスを開始する古林・得原本線(遠山原線に名称変更予定)では、木滝神宮を境に「別会社」という扱いにする予定。そのため、木滝神宮以東から雪松急行線までプラスカーを乗り継いだ場合、4社間分の料金となる1000円が加算される仕組みになる予定。

ちなみに、このシステムは複雑な料金制度を採用しない場合、他の鉄道にも適用できる。2019年3月ダイヤ改正では永京東西電鉄でサービス開始されるほか、東海道高速電車、そしてNTR今北(空港郷得ライン)でも2020年までのサービス導入を目指している模様。

なぜ地下区間にも2階建て車が入線できる??

空想電車シリーズにおける地下鉄標準規格Aでは、横幅を広げた拡幅車体には対応していないが、架線高さに関しては地上線と同じ高さとされている。これは、車両のパンタグラフを対応させるための処置だった。

地上線と同じ架線高さということは、横幅さえ広げなければ二階建て車両に対応できるということである。こうして、両得電鉄は地下鉄直通車両に二階建て車両を連結することができたのだ。

なお、今まで地下鉄直通車両に二階建て車両が連結されていなかったのは、そもそも検討されていなかったことや、混雑対策の都合で連結が難しかったなどの理由がある。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2019年02月28日

当ページ公開開始日 2018年02月14日