来戸本線

来戸本線はどんな路線??

 来戸本線は「来急」とも呼ばれます。これは、2010年まで「来戸急行電鉄」という歴史ある鉄道の路線だったからです。2000年代前半の経営難や、買収騒動などを経て、2006年に両得電鉄系列になりました。

 両得電鉄系列の鉄道となった後は、経営再建により駅の無人化、運行本数の適正化(つまり減便)が行われています。2010年には当初の計画を前倒しして両得電鉄と統合。両得電鉄来戸本線となったわけです。

 そのような歴史的経緯があることから、両得電鉄の中では「異端路線」として扱われる来戸本線。路線の管轄は支社ではなく「来戸事業部」だったり、乗務員がほかの路線を担当することがないなど別鉄道だった当時の名残が残っています。

 

※両得電鉄では基本、支社単位で乗務員の担当路線を定期的に変更している。

 

 車両は10系100番台をベースに開発された車両が主力。直流専用の10系1300番台は100番台そのものと言える車両で、来戸急行電鉄時代から導入が続けられていました。交直流車の2360系は、形式こそ来戸急行電鉄時代の方式で名付けられていますが、10系100番台の姉妹車です。

 来戸急行電鉄が独自設計した車両も活躍中。直流専用車1360系と2340系は姉妹車で、区別のために車体色が異なっています。緑が直流車1360系、オレンジが交直流車2340系です。

 特急はKE系によって運行。RE系をベースに交直流仕様とした車両です。この車両の導入により、1340系、1360系と2360系を除く来戸急行電鉄設計車は引退しました。

 

 路線の起点は業平。両得本線の上谷まで直通する電車もありますが、線路設備の都合で少数派となっています。増発を求める意見は多いですが、両得本線内は津喜・古林方面からの電車が優先なのでなかなか増やせません。

 椿菜付近までは下町らしい雰囲気で、マンションは少なく一戸建てが多いのが特徴です。この区間は町工場が沿線に多いことで知られ、飛行機の部品を作る工場なども存在します。

 椿菜から先はマンションが増えます。1990年代から増えたマンションは、もともと田んぼだったり畑だったりした場所に建設されました。来戸急行電鉄(当時)の乗客増加に貢献していた存在ですが、ライバルのNTR線の輸送力が増強されたのもこの頃。現在もNTR線は強力なライバルであり、都心アクセスで競い合っています。

 樫葉は樫葉線・衣宮線などが乗り入れるため、乗り換え客でにぎわう駅です。単純に駅周辺の人口も多く、津喜県内でも有数のターミナル駅となっています。この樫葉を過ぎると、再び戸建てが増え始め、マンションの高さも低くなっていきます。

 稲出は直流区間と交流区間の境目。観測所の観測に影響が出る関係で、稲出より来戸側の区間は交流電化です。ここが本数の大きな境目となり、本数が日中20分間隔(快急除く)とそれまでの区間より減ります。

 稲出より来戸側の区間で最も利用客が多いのは、1980年代に大規模開発された妻根です。妻根は研究学園都市であり、1980年代以降人口が増加し続けています。特に2012年の急行・快急120km/h運転開始は大きなインパクトを与え、2012年以降人口増加率が上昇するなどの効果をもたらしました。

 妻根は学校も多いのですが、駅周辺はマンション、少し離れると戸建てが多く建っています。駅自体は1990年に地下化されました。景気が良い時代に地下化されたこともあり、駅の壁面にはアート作品が描かれているなど気合が入っています。

 ちなみに、妻根は開発されているエリアとされていないエリアの差がはっきりしています。これは稲出~妻根間の区間にも言えることで、利用客が少ない駅はとことん少なく、多い駅は多いです。来戸急行電鉄は住宅地を建設することを計画していましたが、バブル崩壊後断念しました。

 

妻根より来戸側は再び雰囲気が変わり、住宅が立ち並ぶエリアも少なくなります。古くから栄えているのは、妻根山の玄関口である妻根山口や加岡です。妻根山口駅は2面2線の駅で、車庫が隣接しています。かつてはこの駅から東へ向かう支線がありましたが、1980年代に廃止されてしまいました。

 加岡はNTR線に接続している駅です。こちらも妻根山口同様、東に向かう支線がかつて存在していました。現在は茨原空港が東の少し離れたところに開港しており、2018年3月に開業する予定です。開業するのは良いですが、茨原空港の飛行機発着本数が少ないため、黒字に出来るかが注目されています。

 加岡から住吉町までの間は田舎です。車窓も田畑が多くなり、遠くの道沿いに家などが建ち並ぶ光景が続きます。その中でも利用客が多いのは、駅を中心としたまちづくりが進められている茨原駅です。

 茨原駅は所在地の県名「茨原」を名乗りますが、規模は来戸より小さいです。とはいえ古くから栄えている町なので、特急が停車します。この茨原駅は何といっても「橋上改札」を中心とした構造になっているのが特徴です。

 橋上改札駅舎の弱点は、地上のバスターミナルやタクシープールなどから上に上がらないと改札に行けない事です。また、ホームは下にあるため、登ってまた降りなければなりません。この弱点を解消するため、バスターミナルやタクシープールは橋上改札と同じ高さに設けられました。

 バスターミナルやタクシープールには屋根が設けられています。また、自家用車送迎のための駐車場があるほか、駅の東西には市役所・公民館・図書館が設けられており利便性は高いです。地上階はそれらの施設の駐車場となっており、土地を有効活用しています。2016年には東の空き地に大型ショッピングセンターが建設され、茨原駅のみならず周辺の駅から電車に乗る利用客が増えました。

 住吉町は「来戸区間」の南側末端で、この区間から普通が30分間隔から15分間隔になります。本数が多く利便性が高いことから、利用客が多いのが特徴です。なお、15分間隔運転区間は2018年3月に茨原まで延伸されました。

 10両編成が用いられることもある妻根方面からの普通と異なり、「来戸区間」の普通は原則として6両となっています。来戸区間の特徴は、駅周辺に住宅が多いことです。来戸に近づくほど住宅が増えていきます。

 来戸駅は地下にあり、2面4線の構造です。駅には隣接して来戸百貨店があり、周辺にはライバル百貨店2店舗があります。しかし、そのうち1店は2018年2月に閉店する予定です。この駅から先は完全に来戸中心部を走る区間となります。

 来戸~袴塚間は地下区間。かつて走っていた路面電車を地下化した区間となります。1975年に完成した地下区間は、当時「来戸地下鉄」と案内されていました。中には特急が停車する駅もあり、オフィスが集中している泉町に停車します。

 終点の袴塚は2面2線の島式ホーム。まだ先に延ばせそうな構造で、実際に延伸構想もあるようです。30分おきにやってくる特急のターミナルとしては少し簡素な駅ですが、地上に出るとマンションが多く建ち並んでいることが分かります。始発駅として来戸都市圏では人気のエリアとなっているのです。

日中ダイヤ表と駅一覧表

普通(L)は現在妻根~袴塚間を30分間隔で運行。


来戸本線の電車

来戸本線の電車たち。

KE系、2340系、2360系は交直流車。それ以外は直流車。

乗り入れて来る電車

乗り入れる車両は全て直流車。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2018年05月26日

当ページ公開開始日 2017年10月13日