仙豊54301系

54301系は54301形、54351形、53201形で構成される。

性能

最高速度(界磁チョッパ車) 110km/h

最高速度(IGBT-VVVF車) 120km/h

加速度(界磁チョッパ車) 2.5km/h/s

加速度(IGBT-VVVF車) 3.3km/h/s


仙豊54301形は、仙豊鉄道(現在の両得電鉄仙豊支社)が1980年から運行している電車である。

54201形以来、通勤型車両としては約20年ぶりのフルモデルチェンジ車両としてデビューした車両であり、ドアの数を片側3箇所に減らして座席数を増やした。ドアの数よりも座席数を重視する設計思想は、後に登場する通勤電車にも受け継がれている。

54301形の設計は、後に登場する54351形や53201形にも受け継がれており、これらをまとめて「54301系」と呼ぶことがある。当ページでは、54351形と53201形を含めて紹介する。

登場の経緯

仙豊鉄道では、1963年から4ドア通勤電車54201形を導入していた。4ドアの車体は遅延時間を減らすことに成功し、また新線建設や線路の増設が行われた結果、混雑の緩和にも成功する。一方で、1972年には両得電鉄との相互直通乗り入れが開始されており、長距離移動する乗客から「座席を増やしてほしい」との意見が増加していた。

54301形では座席数を増やすため、片側のドアを3つに削減する一方、混雑に対応するため全席ロングシートとして開発されている。登場当初は混雑率が比較的低い仙豊本線岸宮~春望間をメインに活躍していたが、1981年からは八田山駅への直通を開始。ラッシュ時間帯の運用に問題がないことが確認された1983年からは、両得電鉄への直通も開始された。

1985年には制御装置を界磁チョッパ制御から界磁添加励磁制御に変更した54351形、そして1986年には全席を転換クロスシートとした53201形がデビューしている。

車両概要

54301形は4両編成で登場し、1982年には2両編成も登場した。4両編成は1編成で運用されることも多いが、2編成連結した8両編成で運行される場合がある。2両編成は支線などでの運用に加え、4両編成に連結して6両にしたり、8両編成と連結して10両にしたりする運用もある。

4両編成

クハ54301形

仙豊本線岸宮・津喜側の先頭制御車。

モハ54302形

仙豊本線岸宮・津喜側の電動車。

モハ54303形

仙豊本線八田山側の電動車。

クハ54304形

2両編成

クハ54305形

仙豊本線岸宮・津喜側の制御電動車。

クハ54306形

仙豊本線八田山側の制御電動車。

54351形は10の位が「5」となる。53201形は千の位が「3」、百の位が「2」となる。

車体

車体の長さは20m。車体は54351形、53201形も含め普通鋼製。従来よりも外板を厚くしており、腐食に強い設計としている。

前面はイメージチェンジのため、ライトを角形に変更した。ステンレスの飾り帯を付けたデザインは、54351形にも受け継がれた。一方で、53201形は前照灯を上部へ移動。尾灯の位置も修正しており、ステンレスの飾り帯を廃止している。

車体の塗装は従来と同じオレンジとイエローである。

内装

車内の座席配置は54301形、54351形がオールロングシート。53201形が転換クロスシート(一部を除く)だ。ただし、2003年以降54301形の一部座席がクロスシートに変更されたり、53201形の一部座席がロングシートに変更されていたりする。

53201形のクロスシート部分にはひじ掛けがあるが、通路側にしかない。一方、54301形のクロスシート改造車は、窓側にもひじ掛けがある。

つり革は丸形であるが、優先席付近のみ三角形、二等辺三角形のつり革に変更されている。また、場所によっては長さが短いつり革が設置されている。ドア付近には設置されていなかったが、2004年以降一部車両に三角形のつり革が設置された。

主要機器

54201形中期車以降と同様、MT比を1:1とした。ただし、2両編成は2両とも電動車である。制御装置には界磁チョッパ制御を採用したが、さらなるメンテナンス効率化を目指すため、54351形と53201形は界磁添加励磁制御に変更した。

改造工事

54301形は登場から20年以上が経過した2004年に更新工事を開始している。この更新工事は、それ以前に行われていた修繕工事などに比べて規模が大きく、内装と走行機器を取り換えた。一方、車体はもともと腐食に強い設計としていたため、大きな補修を行っていない。

54301形の更新工事

54301形の更新工事は、2004年から2010年まで行われた。当初はすべての車両が更新される予定だったが、既存車両の更新よりも新型車両を優先的に導入する方針に変更されたことから、2010年で打ち切られた。

更新工事の内容は、10系4000番台に準じた内装への変更と制御装置のIGBT化である。機能的には10系4000番台に近くなったが、車両モニタ装置を搭載していない。

今後

仙豊支社では仙豊本線の列車を特急以外4ドア車に統一する計画を立てている。いつ頃統一されるかは発表されていないが、仙豊本線内での運用は減少しているようだ。

また、2013年から未更新車両が廃車され始めている。更新済みの車両も更新からすでに10年以上が経過していたり、3ドアだったりでいつ廃車が出てもおかしくない状況だ。津喜駅にオレンジとイエローの電車が止まっている光景を見られるのは、数年のうちだけなのかもしれない。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2018年02月23日

当ページ公開開始日 2018年02月23日