南郷得8000形

老朽化していた従来の車両

 南郷得電鉄は全線にわたって海沿いを走る。そのため、車両を含めた各種設備の塩害対策に苦労していた。2019年1月時点で在籍する車両はすべて鋼鉄製。もちろん鉄は錆びるので、塗装する必要があった。

 長年錆に強いステンレス車体の電車を求めていた南郷得電鉄であったが、購入資金の都合やちょうどいい時期に余剰となったステンレス車両がなかったなどの事情があり、なかなか導入できなかった。

 そんな中、以前にも増して従来の車両が老朽化してきており、沿線自治体の補助を受け代替車両を導入することが決まった。

状態の良い車両

 代替車両に選ばれたのは、南郷得電鉄との付き合いが以前からあった両得電鉄の車両である。80系0番台は1988年に登場。2006年から2012年にかけて走行機器の更新工事も行われており、車体、走行機器ともに非常に状態が良い車両である。しかし、両得電鉄では新型車両の導入により編成を短縮することになり、まだ使える車両が余ることとなった。

 両得電鉄は余った中間車両を購入してもらうべく各鉄道へ売り込んでいた。その中には南郷得電鉄も含まれており、車両の状態が良いことや新車よりもコストが安いことを理由に導入を決定。一気に南郷得電鉄の全編成分を購入することになった。

誘導障害に悩まされつつも

 8000形が初入線したのは2018年12月。実際のデビューが2019年11月30日(予定)であることを考えると、ずいぶんと早い時期である。これは一気に全編成を置き換えるということで、車両の習熟運転の回数を多くしたり、すべての車両が出そろうまで期間があったりすることが理由である。

 VVVFインバータ制御装置による誘導障害に悩まされつつも、2019年5月頃には完全に解決。あとは全編成が出そろいデビューを待つのみとなった。

塔倉・仁江方面先頭車はセミクロスシート

 8000形は2両編成。ワンマン運転に対応しており、ワンマン運転時は運転台後ろ以外のドアを締め切ることが可能だ。車内は両得電鉄時代とほぼ変わらないが、塔倉・仁江側の先頭車はセミクロスシートに改造されている。南郷得電鉄は観光客も多く利用する路線であり、セミクロスシートを求める乗客も多い。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2019年07月19日

当ページ公開開始日 2019年07月19日