津久茂70系500番台

概要

 津久茂電鉄はほとんどの区間が海沿いにある。車庫も海に近い所にあり、塩害対策には古くから苦労してきた。2015年時点での主力車両は、鋼鉄製の130系。鉄道に明るい人であれば、沿岸部で鋼鉄車体を維持することの大変さがわかるであろう。

 対策として、2008年にステンレス車両の160系を導入したり、2013年にはNTR今北より譲受した170系を導入したりした。しかし、新型車両である160系は導入費用がかかるし、中古の170系は海外譲渡される車両が増えた関係で、想定よりも車両を確保できなかった。

 「ステンレス車が欲しい」というのが、津久茂電鉄の本音。お金はない。中古は出物がない。そんな中救世主が現れた。両得70系50番台である。

限られた予算での工夫

 津久茂電鉄は以前に比べて乗客が減少している。東側の終点、桃志エリアはかつての繁栄が嘘であるかのように衰退してしまい、人口が減少。さらに2016年~2017年の間は、津久茂電鉄が運営する「津久茂マリンランド」の人気アトラクションがリニューアル工事を行っており、定期外旅客も減少。つまり、お財布の紐はより固くなった。

 2016年度時点で確保できることになった70系50番台は、12両。しかし、全車両が中間車であった。先頭車はまだまだ使えるということで両得電鉄が譲渡してくれなかったのだ。

 さて、先頭車化改造を行う必要が出てきたわけだが、170系(NTR1524系)の時はそれなりに予算があったので、160系に近いスタイリングの前面とすることができた。しかし、今回は予算がない。そんなわけで、前面スタイリングは従来車とは異なる独自のものとなった。なお、連結して6両編成とする運用にも対応できるよう、貫通扉は残されている。

 車内はおおむね両得電鉄時代のままである。毎年のように「ボックス席を導入してくれ」というご意見が来る津久茂電鉄だが、改造するお金はないので引き続きロングシート。しかし、トイレを新たに導入しており、特にトイレが近い乗客に好評である。このトイレはバリアフリー対応であり、車いすでの利用にも対応しているという。

走行機器関係

 種車は70系50番台の中でも初期のころに製造された車両であり、制御装置は界磁チョッパ制御であった。しかし、津久茂電鉄では界磁チョッパ制御を採用した実績がないことと、部品確保が年々難しくなってきているということを配慮してVVVFインバータに改造することになった。

 VVVFインバーターは津喜製作所製のものを採用。直通実績がある10系4100番台でも採用されているタイプを採用。モーターも10系4100番台と同じにしている。ギア比まで統一してくれているので、最高速度120km/h、加速度3.3km/sという高性能車両に仕上がった。いや、両得電鉄線内ではそれぐらいの性能じゃないと使えないんですが、津久茂電鉄では明らかに無駄な性能。とはいえ、リミッターないんで電車が遅れているときはフル加速してその性能を発揮するんだとか。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2019年07月04日

当ページ公開開始日 2019年07月04日