永京外環電鉄の電車

2000形

 1982年に1000形のモデルチェンジ車としてデビューした。基本的なシステムや構造は1000形と変わらないが、前面の扉は廃止され、スマートなデザインに変更されている。デビュー当時から6両つなぎであり、当初は混雑が激しい時間帯に集中使用された。

 1000形と比べて大きく変わったのは内装であり、従来濃い肌色に赤色の座席という組み合わせだったインテリアを白基調の壁に青色の座席という組み合わせに変更した。この試みは評判が良く、2017年9月現在の最新型電車5000形まで受け継がれることになる。

 2006年からは制御装置の更新が開始され、一部の車両がVVVFインバータ制御(京訪電機製造製)に更新された。ただし、更新されずに廃車された車両が存在するほか、更新されたものの廃車された車両も存在する。

 2008年から年々数を減らしている2000形。2015年にはついにVVVFインバータ制御化された車両も廃車されている。2019年までにすべての列車が7両化されるが、それまでに引退する予定だ。

3000形

 外環電鉄の少数派電車として知られる3000形は、1988年にデビューした。意欲的な設計となっており、側面ドアの上に情報案内表示装置(LED式)を設置したり、側面の窓をすべて固定窓にしたりしている。将来的な7両化に備え、1C4M制御を採用したことも大きな特徴だ。

 一方、車体は従来通り鋼鉄製であるなど、従来通りの設計を維持した点もいくつかある。2008年の車両基地公開では、「当初はステンレス製車体を採用する予定」だったと説明された。なぜステンレス製車体を採用しなかったかというと、塗装工場の人ともめたからである。1990年に登場した4000形ではステンレス製車体が採用されたが、3000形は鋼鉄製車体を引き続き採用した関係で、2019年までに廃車される車両リストに入ってしまった。

 車体は近未来的なデザインとなったが、実は制御方式が抵抗制御のままで、台車も金属ばね台車(!!)を引き続き採用するなど、かなり保守的な電車でもある。

 マメ知識 なぜ永京外環電鉄は金属ばね台車を採用し続けたか

 永京外環電鉄は、1989年に導入された3000形2次車まで金属ばね台車の採用を続けていた。一見不可解に思えるこだわりであるが、これには理由がある。

 理由その1は、メインテナンスの都合で金属ばね台車を採用し続けたかったという事情だ。永京外環電鉄は基本的にケチであり、異なる部品が混在することを徹底的に嫌ったのである。異なる部品が混在するということは、予備の部品を別々に管理しなければならないということ。それを防ぐため、金属ばね台車を採用し続けた。

 理由その2は、線路のメインテナンスがしっかりと行われているからである。線路の状態が常に良好であれば、わざわざ空気ばね台車を採用しなくても問題ないという考え方で車両の設計が行われていたのだ。しかし、乗り入れ先の両得電鉄での評判はあまりよくなかったという……

4000形

 1990年に永京外環電鉄として初めてVVVFインバータ制御装置を導入した電車としてデビュー。車体はステンレス製であり、長い間採用し続けていた金属ばね台車の採用をやめ、ボルスタレス台車を採用するなど現代的な装備を備えた電車となった。

 長い間緑色の電車ばかりだった永京外環電鉄に突如現れたシルバーの電車は、瞬く間に注目の的となった。1996年には改良型もデビュー。側面ドア上の情報案内表示装置(LED式)がすべてのドア上に設置されたり、窓枠の一部が黒く塗装されたりと細かいところがグレードアップした。

 デビューから26年を迎えた2016年からは7両化に伴う編成組み換えと更新工事がスタート。編成組み換えでは電動車が1両ずつ別の編成に組み込まれたり、余剰となった先頭車両と付随中間車両が廃車されたりしている。更新工事は制御装置とドアエンジンの更新がメインで、制御装置は5000形と同じIGBT-VVVFインバータ制御装置に更新されている。

5000形

 2003年に1000形と2000形の置き換えを目的に導入された車両である。今までの車両が主に増発を目的に導入されていたのに対し、初めて最初から老朽車両置き換えを目的にデビューした電車となった。

 車体構造が大きく見直され、4000形と同じステンレス製車体でありながらすっきりとした見た目となった。一方内装は4000形改良型とほぼ変わらないが、袖仕切りが設置されている。

 登場以来ほぼ仕様変更されることなく導入され続けた5000形だが、2013年の1月にデビューした編成からは17インチLCDが搭載されるようになった。ただし、1画面のみでありデジタルサイネージ画面は設けられていない。また、2016年以降に導入された編成からは車体が両得10系100番台をベースとした設計となった。

 2016年からは7両化のため増結用電動中間車が導入されており、各編成に順次連結されている。2016年と2017年は2012年以前に導入された編成の仕様に合わせた車両が導入され、2018年には2013年~2015年に導入された編成に合わせた仕様の車両が導入される予定だ。

過去の車両

1000形(2015年9月引退)

 永京外環電鉄が開業した1965年から活躍し続けている電車である。登場当初は全編成が4両つなぎだったが、後に増結用電動中間車が連結され6両つなぎに改められた。

 制御方式は抵抗制御。最高速度は100km/h、加速度2.5km/h/sを確保している。1C8M制御によるユニット方式であるが、6両化の際にメインテナンスの都合で増結中間車をすべて電動車としなければならなかった。この件がきっかけで、3000系以降の車両は一貫して1C4M制御である。

 前面は将来的な増結を考え貫通扉を設けたデザインとなっている。ただし、徹底的にコストを削減しているため、流線形の「り」の字もないデザインとなってしまった。側面の戸袋窓や連結部分の窓が最初から省略されていることを考えると、いかにコスト削減を意識していたかがわかる。

 塗装は緑色。建前では「沿線の緑をイメージしたデザイン」とされているが、実際は塗装の隠ぺい力(下地などを覆い隠す性能)がそこそこである色の中から緑を選んだだけである。とはいえ、一般には建前の説明しか知られていないため、緑色の塗装は沿線の風景に調和した色として評価が高い。

 4000形などの導入により、1994年から置き換えがスタートした。車齢が高い車両が廃車になっていく一方で、1970年代後半に製造された増結用電動中間車と状態の良い先頭車両は2010年まで活躍した。本来であればその時点で引退予定だったが、増発に伴う予備車確保のため2011年に復活。その後すぐ引退すると言われながらも2015年9月まで第一線を退かず活躍を続けた。


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当ページ最終更新日 2018年1月26日