津久茂電鉄の電車

130系

 1960年代までの津久茂電鉄は、戦前の自社発注車と両得電鉄の中古車両で運行していた。しかし、夏季は海水浴客で大混雑。また、悪化し続けるラッシュ時の通学ラッシュに対応しきれなくなってきたことから、大型車両を導入することを決める。こうして1971年にデビューしたのが130系だ。

 130系は両得20系の設計をそのまま流用している。これは設計コストの削減や、両得電鉄の車両と同じように扱えることによる効率を重視したからだ。20系は1C6M制御。そのため、奈原側も桃志側も制御電動車(津久茂電鉄では「デハ」)となっている。ただし、桃志側の先頭台車は付随台車だ。

 当時両得電鉄では20系よりも低コストで導入できる通勤型電車「50系」を走らせていたが、50系は1C8M制御。4両以上での運行を前提としているため、2両の場合は20系ベースとした方が良かった。

 1973年には両得本線津喜への直通運転を開始。この直通運転は、8両編成の両得20系に2両の130系を連結する方式で運行されていた。ただし、後の3両化以降は2編成連結の6両で直通している。

 1977年には3両編成をデビューさせることになった。3両編成は従来よりも輸送力が増えるため、桃志側の先頭車両を転換クロスシートにしている。すでに2両で導入された編成が3両化される以前は、この転換クロスシート編成が両得電鉄直通運用に優先充当されていた。

 1978年には沿線に遊園地「津久茂ランド」が開園した。この津久茂ランド開園を記念し、この年以降に導入された編成はライト周りに四角い飾り枠を取り付けている。

 1980年になると、130系全編成の3両編成化を実施することになった。この際問題となったのは、2両編成の中間に1両車両を挿入することが不可能ということである。これは2両が1つの車両ユニットとなっているからであり、奈原側の先頭車を中間車に改造することになった。

 奈原側には新たに製造された制御車(津久茂電鉄では「クハ」)が連結されているが、この制御車の乗務員室部分は2両時代の制御電動車から移設されたものである。そのため、1978年以降導入車でありながらライト周りの飾りがない。

その後

 1993年に3両編成3本が追加導入されている。これは新たに製造した車両ではなく、両得20系を改造した車両だ。以降2005年まで全車両が活躍した。

 2005年には4両編成2本が追加導入され、老朽化を理由に3両2本が廃車となった。津久茂電鉄は沿岸部を走り、車庫も海に近いところにある。そのため、潮風によって車体が傷みやすいのだ。追加導入された編成が4両であるのは、改造費を削減する(塗装変更のみで済むようにした)ためである。

 2006年には4両編成3本が追加導入された。トイレを設置してほしいという要望があったことから、バリアフリー対応の洋式トイレを奈原側先頭車に設置している。

160系

 2008年に両得10系ベースの新型車両として、3両編成2本が導入された。津久茂電鉄で初めて、さびにくく塩害に強いステンレス製の車体を採用している。

 両得10系ベースとはいえ、車両モニタ装置の機能がダウングレードされていたり、ドア上のLED案内表示機が千鳥配置だったりする。一方で走行装置は10系とほとんど変わらない装置が採用されており、両得本線内での運行も全く問題ない。

 2009年には3両編成1本が追加導入された。しかし、中規模私鉄である津久茂電鉄にとって負担となったのか、その後はNTRの中古車を改造した170系の導入に移行している。

170系

 2013年に登場した車両である。NTR永津線などで走っていた1528系を改造した車両だ。種車はすべて中間車だったため、前面のデザインは160系をイメージしたオリジナルデザインに変更されている。

 内装は奈原側先頭車を除いてロングシートのままとされた。ただし、座席の脇には半透明の防風板を設置して快適性を高めていたり、ドア上にLED案内表示機(千鳥配置)を設置していた李する。。一方、奈原側先頭車はセミクロスシートに改造された。セミクロスシートの座席は10系4100番台に準じており、最新型車両と変わらない座り心地を実現している。

 種車となる1528系が多数廃車となった関係で、2016年度から2017年度にかけて追加導入された。この車両の導入により、車体の老朽化が進んでいた130系や、両得6300形を改造した200形の廃車が進められている。


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当ページ最終更新日 2018年03月14日