雪松急行507系

 地下鉄直通電車として使われていた502系は、後に登場した506系により地下鉄直通からの撤退が進められていた。しかし、506系も重量や消費電力量などでまだ満足できるレベルとは言い切れず、アルミ車体とVVVFインバータを組み合わせた507系で本格的に置き換えすることになった。

地下鉄車両に劣らないクオリティーを

 永京高速度地下鉄の車両は、常に時代の最先端を行く技術を採用し続けていた。特に電機子チョッパ制御は1960年代から採用を始め、1990年後半まで採用を続けていた技術である。507系の設計でも、電機子チョッパ制御は検討されていた。

 しかし、電機メーカーから「電機子チョッパ制御よりも良い制御方式がある」として提案されたのが、当時開発途中だったVVVFインバータ制御である。この制御方式はメンテナンスの手間が減ったり、消費電力量削減が可能であったりするとのことで、1984年から502系電車1編成を改造して試験を行っていた。

 507系で採用されたGTO素子VVVFインバータ制御装置は、502系での試験結果を反映させて設計したものである。より長期の使用を想定し、故障に強い設計とした。信号に影響を与えないよう、誘導障害の対策に追われる苦労の日々も、今となってはいい思い出だ。

 内装もこだわった。ドアの上にはLEDの案内表示器を設置しており、次の停車駅を表示する。この装置は当時珍しいものであったが、数年のうちに普及。現在はより進化したLCDも登場している。


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当ページ最終更新日 2018年05月14日

当ページ公開開始日 2018年02月10日