RE系

遠山原特急の新しい顔

 永京(上谷)~遠山原間の特急列車は、1993年から2007年まで90系と60系によって運行されていた。しかし、60系は時速130km/hでの運転に対応していなかったため、新型車両で置き換えることが決まった。

 新型車両は時速160m/hで走行できる性能であるが、それだけでなく乗り心地や車内環境の向上、メンテナンス効率向上も目的に開発された。将来的には他の特急列車としても使えるよう、汎用性を重視した設計となっている。

 RE系のデビューは2008年であるが、この年は永京(上谷)~遠山原間の速達特急列車が最高時速160km/hになった年だった。2010年までに60系50番台後期車を置き換え、2012年までに90系を遠山原特急から引退させている。2012年からは車種がRE系に統一されたことから、全列車で160km/h運転を行っている。

 2008年~2013年にかけて10連55本(2008年度8本、2009年度8本、2010年度10本、2011年度9本、2012年度10本、2013年度10本)が導入された後は、2016年に増備車の500番台が10連2本導入された。500番台は、VVVFインバーターをIGBT素子のものからフルSiCモジュール適用のものに変更している。

 2010年からは間合い運用で永京(上谷)~奈原間の両得本線特急でも運用されるようになった。この際の最高速度は120km/h。

 2016年には定期運用ではないが仙豊支社内へ入線。津喜~八田山間の臨時特急として活躍した。

1000番台

 2019年11月30日のダイヤ改正で、RE系のうち10連11本が余剰となりました。このうち10連9本を八田山線特急で運用されている90系8連の置き換えに使うため、2019年12月頃から2020年3月頃まで改造して8連に短縮したのが「1000番台」です。

 1000番台は、八田山線特急に使うことから、車体塗装を黄緑色に変更しました。また、八田山線では160km/h運転ができないことから、中間車のうち2両の制御装置・モーターを取り外し、最高速度を130km/hに変更しました。2020年3月のダイヤ改正でまず8連2本が営業運転を開始し、その後2020年11月頃までに8連9本の全編成が営業運転を開始しました。これに伴い、2021年3月改正では90系が八田山特急から撤退しています。

ひので、みなもにRE系が用いられている。

データ

・最高速度:160km/h

・加速度:2.5km/h/s

・常用最大減速度:4.5km/h/s

・非常減速度:5.0km/h/s

・MT比:8M2T(10両編成)

 加速度は通勤電車並みの性能を確保している。また、ブレーキは出来るだけ素早く減速できる方が良いという方針に則り、10系などの通勤電車と同程度の性能とされた。

 電動車には騒音対策として床下カバーが取り付けられている。


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当ページ最終更新日 2022年07月01日