1528系

 1993年に永浜青森線に投入された通勤型車両です。それまでの車両の設計コンセプトを大幅に見直した新世代の車両であり、後に登場したN1600系や私鉄の各車両にも大きな影響を与えました。

 1994年からは仙豊県の仙縦本線など他の路線にも導入されました。

更新・転用

 2009年頃からは更新工事・転用工事が順次行われました。

 永浜青森線で運行されていた編成のうち、10連72本は津喜エリアの各線に転用されました。津喜エリアでは4両編成から10両編成まで様々な編成で運行されることがあり、4連80本と6連27本が青森や秋田などの車両センターで改造されて幕沼車両センターに配置されています。両武本線富街線木滝線内郷線などで運行されています。

 先頭車は座席配置をロングシートからセミクロスシートに変更したほか、一部の中間車には車椅子対応のトイレを設置しました。なお、転用の際に先頭車が不足したことから、35本の編成は中間車を先頭車に改造しました。

 2021年3月のダイヤ改正では、津喜県南部エリアで2両編成から運行できるN1330系が導入されたことから、4連14本と6連12本が廃車されています。このうち一部の編成は私鉄に譲渡されています。

 仙縦本線で運行されている車両も更新工事を実施しました。それまでの黄色帯から青とクリーム色の帯に変更し、制御装置も更新しました。それまでは普通列車のみに充当されていましたが、快速運用にも入るようになりました。

姉妹車両

 1528系は従来の車両よりも低コストで導入できるほか、メンテナンス性に優れている車両であることから、一部の私鉄でこれをベースとした車両が導入されました。

 両得電鉄(現在の結急電鉄)では、当時ベイコネクト線などの増発やスピードアップ、また老朽化した車両の置き換えに必要な車両が不足していたことから、「80系100番台」として姉妹車両を導入しました。この車両は、両得電鉄で要求される高い加速度(3.3km/h/s)と速度(120km/h)の両方を満たすため、電動車の数を増やしました(4M6Tから5M5Tに)。

 ちなみに、2022年3月ダイヤ改正では内郷線と湾岸急行電鉄が相互直通運転を開始しましたが、湾岸急行電鉄線を介してこの車両が内郷線に乗り入れるようになったり、逆に津喜エリアの1528系が4連と6連を連結した10連で結急ベイコネクト線に乗り入れるようになりました。元々同じ線路を走ることのなかった姉妹車両が、登場から20年以上の時を経て同じ線路を走るようになるのはファンとして感慨深さがあります。

 永急電鉄では「1000系」として、地下鉄直通区間の延伸を目的に導入しました。両得80系100番台が極力1528系と同じ構造としていたのに対し、こちらは独自設計の箇所も多くなっています。車体も雨樋を目立ちにくいようにしたり、窓枠の位置が窓の中央とされていたりなどの変更点があります。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2022年11月23日

当ページ公開開始日 2022年07月18日