開路・和泉沢線(かいろ・いずみさわせん)は、仙豊県北部を走る結急電鉄の鉄道路線です。主坂駅(しゅさかえき)から開路駅(かいろえき)までの「開路線」と、開路駅から和泉沢駅(いずみさわえき)までの「いずみさわせん」の2つの路線で構成されています。それぞれ「開路鉄道」と「和泉沢鉄道」という2つの小さい鉄道会社により敷設されましたが、1942年に当時の仙豊鉄道に吸収され、現在に至ります。
ラッシュ時は30分間隔(一部区間は15分間隔)、日中は1時間間隔(仙豊御房駅-開路駅-小滝駅間は30分間隔)で運行されています。すべて2両編成ワンマン運転の普通電車です。
主坂駅(しゅさかえき)は、3面6線の駅ですが、そのうちの東側1面2線を開路・和泉沢線が使用しています。なお、電車はすべて主坂駅から八田山線の岸宮駅まで直通します。
沿線には大きな施設がなく、電車はひたすら続く田園地帯の中を走ります。途中の仙豊御坊駅(せんとよごぼうえき)では、NR線と接続しています。駅の近くには高校もあり、通学時間帯には多くの学生で賑わいます。
路線名にもなっている開路駅は、かつての開路町の中心地です。1999年に見旗都市モノレールが延伸してくる前は、開路線で岸宮方面に出るか、バスで見旗駅方面へ向かうのがお出かけのメインルートでしたが、現在ではすっかりモノレールでお出かけする人が増え、開路・和泉沢線の存在感は薄いです。駅は2面4線で、8両編成まで対応しています。モノレールの駅とは屋根付きの通路により結ばれており、モノレールに乗り換えて見旗方面へ通勤する人も多いです。
2013年まで活躍していた「33201形」
途中駅でありNR線と接続している小滝駅(こたきえき)までは、比較的平坦な区間ですが、小滝駅から先は険しい山道を登る区間になります。
小滝駅から終点の和泉沢駅までは、2013年まで長さ20mの車両が入線できませんでした。そのため、長さ18mの旧型車両が使われ続けていました。ホームも4両編成分の長さしかなく、幅も狭いです。途中の仲山駅(なかやまえき)で方向転換を行うと、谷間の僅かな隙間に付設された線路を登っていきます。
終点の和泉沢駅は、ハイキングの名所として知られており、行楽シーズンには多くの乗客で賑わいます。
朝夕が20分ほどの間隔、日中は30分間隔でした。主に2両編成で運行されています。2021年3月のダイヤ改正からはワンマン運転が行われており、すべての電車が40系で運行されています。