仙豊支社の新塗装

概要

 両得電鉄仙豊支社(当時)では、2019年より管内の通勤型車両を新塗装へ変更することになりました(2019年2月20日発表)。この新塗装は、それまで仙豊支社の車両に用いられてきた「オレンジ色と黄色」のデザインを、「オレンジ色と白色」に変更したもので、またラインカラーの概念を取り入れることで、よりわかりやすく安心して乗車できる電車を目指すものです。

 当時の仙豊本線(現在の八田山線)では、津喜支社管内から転入した80系100番台が増えており、水色と白色の帯のいわゆる「両得色」の車両が増えていましたが、沿線住民から仙豊支社(以前は別会社だった)らしいデザインの車両を走らせて欲しいとの要望があり、これに応えるかたちで新塗装で統一する方針となりました。

 

 新塗装は、2019年度に導入された30系1000番台に準じたデザインとなっています。30系1000番台が導入されたのは津喜支社の仁江車両センター(当時)でしたが、仙豊支社だけでなく津喜支社所属の八田山線系統編成もこの塗装に変更する計画となっていました。

 

 なお、新塗装は「新仙豊標準色(しん せんとよ ひょうじゅんしょく)」と呼称されています。

 さて、新塗装の白色は若干青みがかっており、明るい白ではなく少し暗めの白としています。これは車体の汚れを極力目立ちにくくするねらいがあります。鋼鉄製またはアルミ製の車両は、この白色を全体に塗装してから、カラーフィルムでオレンジや色味の異なる白色の帯を貼り付けています。

 ステンレス車は無塗装車体にオレンジと白のラインを貼り付けています。なお、10系4000番台など一部の車両は前面部を塗装しており、この部分だけ暗めの白が塗装されています。

転用車両も新塗装に

 来戸支社より転用される予定(2019年3月16日運用開始)の1340系も新塗装へ塗り替えられています。ただし、来戸支社に残る車両は従来の塗装のままです。

その後

 2020年10月9日(金)からは、仁江車両センター所属の編成も新塗装に変更されました。2021年頃はほとんどの車両が新塗装で運行されていましたが、会社が両得電鉄から結急電鉄に代わり方針が変更されてきたことや、利用客の大幅減少、さらに八田山線津喜側で花浜線の延伸に伴う一部運行形態の変更などがあり、逆に新塗装車が減少することになりました。

 というのは、2022年の1月から3月にかけて、仁江車両センター(当時)所属の80系100番台8連36編成が、津古線・アーバンループ線CBTCに対応していることを識別するために両得色(津古色)に戻されたのです。これらの編成は2020年から2021年の間に新仙豊標準色に変更されたばかりで、1年ほどで元の塗装(ラインカラーがオレンジか赤かの差異はあるが)に戻されてしまいました。

 また、末広車両センターには両得色の30系2000番台が2021年度に8連20本導入され、新仙豊標準色で導入されると思っていたファンをびっくりさせました。

現在

 津喜支社管内では新仙豊標準色の編成が80系0番台8連12本のみとなってしまいましたが、仙豊支社管内では末広車両センターや河南車両センター、名木車両センター所属の車両の多くがこの塗装となりました。2021年3月から仙豊県北部エリアで運行されている40系0番台もこの塗装となったほか、はるか南の神豊支社知元線御船区間でもこの塗装の40系が運行されています。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2022年10月03日

当ページ公開開始日 2019年02月23日