結急保安装置

保安装置の種類

ATS

 ATSは両得電鉄で最も主流の保安装置である。細かく分けると近年導入が進められているD-ATS、両得電鉄が1960年代に開発した両得ATS、旧仙豊鉄道が開発した仙豊ATSの3種類に分けることができる。

 両得ATSと仙豊ATSはどちらも1960年代に導入された古いタイプのATSである。信号機の手前に2個の地上子を置いており、信号機の制限速度を超えてしまう場合は自動的に制限速度まで減速するものである。信号機の手前に地上子があるため、赤信号の前で確実に停車が可能だ。

 しかし、この古いATSにはいくつか欠点があり、特に本数が多い区間では制御が性能の悪い車両に合わせて行われることから、車両性能を向上させてもなかなかスピードアップできないという問題があった(1990年代から2000年代に高性能車両に統一する対策を行った)。

 現在は主にATS-Pが用いられており、両得ATS、仙豊ATSを使用している区間は減っている。

ATC

 遠山原新線で用いられている保安装置である。遠山原新線は時速160km/hの高速走行を連続して行うほか、地下区間もある。そこで、車内信号方式であるATCを採用した。

 2000年代頃は旧得原本線区間への導入も検討されていたが、車両を対応させなければならなかったり、新型ATSであるD-ATSが開発されつつあったことから、現在も遠山原新線以外では採用されていない。

N-CBTC

 2018年3月10日から津電線にて使用開始されている保安装置である。列車と地上の設備間で通信を行い、列車を制御させる。両得電鉄で採用された「N-CBTC」では、将来的に行われる予定の無人運転(自動運転)にも対応可能だ。

 CBTC最大の特徴は、「移動閉塞」を採用していることである。常に列車が自分の位置を計算し、設備と通信を行っていることから、従来の「閉塞」という概念に左右されずに先行列車との距離を保てる。そして、従来よりも列車の間隔を詰めることが可能になる。

 2023年3月から津古線での使用が開始されたほか、2025年春にはかなで・観林線、2028年には津喜線全線、2029年には遠山原線(上谷駅-木滝神宮駅間)・仁戸崎線(全線)に導入される予定だ。ベイコネクト線への導入も検討されている。

保安装置更新年表(2003年度以降)

・「空想電車02」32Pに「津古線で使用されている保安装置は「DP-ATS」」という記述がありますが、「ATS-P」に設定変更しました。(2020年7月11日)

2003年 両得電鉄が全線の保安装置をATS-Pに更新することを発表

2006年 ATS-Pを浦原線と両得本線塩焼~奈原間に導入

2007年 ATS-Pを津物線全線と北萩線全線、古急・仁江急行線全線に導入

2008年 ATS-Pを仁岸・仙豊本線仁江~春望間に導入

2009年 ATS-Pを仙豊本線春望~八田山間に導入

2009年 ATS-Pを弾来線全線と捧詩線全線、柏寺線全線に導入

2010年 ATS-Pを椎名線、横渚線、今里線に導入

2010年 ATS-Pを両得本線上谷~塩焼間と古林線全線、津喜ニュータウン線全線に導入

2011年 ATS-Pを得原本線古林~木滝神宮間に導入

2013年 ATS-Pを津古線全線と仁戸崎線に導入

2014年 ATS-Pをベイコネクト線全線に導入

2014年 ATS-Pを物原線全線に導入

2015年 ATS-Pを関八本線、芝山線、比企線に導入

2015年 ATS-Pを入方線、中畑線、轟線全線に導入

2016年 ATS-Pを得原本線木滝神宮~遠山原間に導入

2017年 ATS-Pを若葉の森線開通に伴い導入

2017年 ATS-Pを外ノ瀬線、松波空港線、樽作線、本木線に導入

2018年 ATS-Pをベイコネクト、津喜急、光鐘線全線に導入

2019年 ATS-Pを遠青、若堀、日向港、園生線の全線に導入

2023年 N-CBTCを津古線に導入

<今後の保安装置更新計画>

 

2025年 かなで・観林線にN-CBTC導入予定

2028年 N-CBTCを津喜線全線に導入予定

2029年 N-CBTCを遠山原線上谷駅-木滝神宮駅間と仁戸崎線全線に導入予定

 

2036年 津喜支社管内全線の保安装置をN-CBTCで統一予定


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年11月18日

当ページ公開開始日 2020年07月11日