入方・弁天沢線4ドア化

概要

 結急電鉄入方・弁天沢線は、仙豊県八田山市周辺を走る路線です。起点の吉良駅から遠浜駅へ向かうのが「入方線」、弁天沢駅へ向かうのが「弁天沢線」で、どちらも吉良駅から八田山市営地下鉄南北線に乗り入れています。

 今までは、結急電鉄の車両が3ドア車、市営地下鉄所属の車両が4ドア車で運行されていました。しかし、ドアの位置が異なるため、ホームドア設置の障がいとなっていました。

 八田山市営地下鉄ではすでに八田山駅と太鼓橋駅に「4ドア車と3ドア車の両方に対応できるホームドア」を設置していましたが、2023年6月に市長が変わり、「すべて4ドア車とする」方針になりました。

 7月に市営地下鉄と結急電鉄の間で結ばれた協定には、2024年3月31日までに南北線車両をすべて4ドア車とすることが明記されていました。結急電鉄の車両はすべて3ドア車であり、今まで活躍していた6両編成28本を早急に置き換える必要に迫られました。

無理矢理車両を捻出

 結急電鉄の他の路線では、4ドアの車両が数多く活躍しています。他の路線の車両と入方・弁天沢線の車両を入れ替えれば、すぐに4ドア車で統一できそうです。しかし、市営地下鉄に入るためには保安装置「ATC」を搭載しなければならず、改造工事を行う必要があります。

 そこで、他の路線に導入予定だった車両を、急遽入方・弁天沢線に導入しました。画像の車両は津喜県かなで線に導入予定だった30系2500番台で、6両編成8本を2023年8月から10月にかけて導入。試運転を経て、2023年10月14日(土)から運用入りしました。

 他の路線から転用された車両もあります。10系0番台椎名・横渚線で活躍していた車両で、こちらも6両編成8本が導入されました。2023年8月から10月にかけて転用工事が行われ、試運転を経て2023年10月14日(土)から運用入りしています。

 また、2203年10月には遠山原県遠青・奉典線からも6連4本がやってきました。

 レア車両もやってきました。津喜県の福増総合車両センターに所属していた30系900番台は、試作車として作られたこともあり定期運用を持っていませんでした。独自仕様が多い車両ではありますが、新しい車両を使わないのはもったいないということで、2023年9月に河南車両センターに転入しました。6両編成1本のみが在籍しています。

 奉鴨支社に導入予定だった40系5000番台のうち3連8本は、一部の先頭車にATCを搭載し、3+3両編成4本として河南車両センターに配置されました。40系はどの路線にも入れるように汎用性を持たせた車両であるため、ATC搭載工事も難なく行えたようです。中間に封じ込められた先頭車にはATCが設置されていないため、編成をばらすことは不可能となっています。

 澄川・芝山線からは54203系6連3本が応援に来ました。もともと市営地下鉄東西線に乗り入れている車両であり、ATCを搭載しています。

今後の予定

 2024年2月に40系5000番台の導入が完了し、これをもって4ドア化が完了する予定です。

 2024年度には30系2500番台6連7本が追加導入され、40系5000番台は本来の導入線区である奉鴨支社管内へ転用されるほか、応援で来ていた54203系は澄川・芝山線に戻ります。

余った3ドア車のゆくえ

 4ドア化により、3ドア車6連28本はすべて置き換えられますが、すべてリニューアル工事を施工済みの車両であるため、10系4000番台、54401系、54451形ともに椎名・横渚線に転属します。

 10系4000番台は、6連10本が在籍していました。

 54401系は6連11本が、54451形6連7本が在籍していました。

旧型車の応援

 4ドア化のため各地から車両が集められましたが、「転用元」となる路線では、不足した車両を穴埋めする必要があります。

 10系0番台6連8本が転出した椎名・横渚線では、廃車予定だった70系50番台界磁チョッパ制御車のうち1本を延命することとなりました。また、6連4本を遠青・奉典線に、6連3本を澄川・芝山線応援用に転用しています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年10月14日

当ページ公開開始日 2023年10月07日