Lライナー

概要

結急電鉄U1系車両

 Lライナー(えるらいなー)は、結急電鉄が永京都(永京首都圏の地図)の永京駅(ながきょうえき)から神場府(鳥豊地方南部の地図)の時野駅(ときのえき)まで運行している急行電車の名称です。1978年に「長距離急行」として、当時の両得電鉄、仙豊鉄道、奉旗急行電鉄、勝亀鉄道、神豊急行電鉄により共同運行が開始されたのが始まりで、2021年3月に「Lライナー」という今の名称になりました。

 Lライナーの特徴は乗車券以外の料金を別途必要としない電車としては長い走行距離と所要時間で、(現実世界で例えると東京と大阪くらい離れている)永京と神場(時野駅)の間を8時間10分かけて走ります。

 指定席車両「プラスカー」を除き、通常の運賃のみで乗車できますが、ICカードで乗車する場合、椎名駅(仙豊県)と舛淡駅(先島県)の間を通り抜けすることができません。これはICカードシステムの都合によるものです。

運行形態と車両について

結急電鉄30系4500番台車両

 Lライナーは永京駅、または時野駅を起点としています。どちらの駅も始発は6時5分の電車で、そこから1時間間隔で22時5分まで1時間間隔で運行されています。

 ちなみに、2024年3月15日以前は、永京駅(21時30分発車)と鳥豊地方北部の新垣駅(21時30分発車)を結ぶ列車、津喜県の古林駅(21時45分発車)と時野駅(21時45分発車)を結ぶ電車も1日1本運行されていました。

 車両は8両編成で、すべての電車に二階建て指定席車「プラスカー」が連結されています。

 「プラスカー」は、結急電鉄永京・津喜エリアですでに運行されているプラスカーと同様に指定席車両です。券売機またはスマホアプリでプラスカー券(指定席券)を用意する必要があります。

停車駅

10系500番台はデュアルシート車だが、Lライナーとして運行する場合はクロスシート状態で運行される。

 ※(括弧)内の数字は、前駅からの所要時間です。

 永京を出ると、州崎(4分)、浦原(5分)、東兵庫(5分)、検見浜(9分)、津喜(6分)、鹿居(5分)、睦井(6分、福増(4分)、皆吉(8分)、高滝(6分)、清澄渓谷(10分)、上得中野(2分)、仁江水族館(12分)、仁江(3分。永京から86分)、岸宮(7分)、(仙豊県地図)、主坂(3分)、本長生(6分)、末広(8分)、見旗(5分)、天作(5分)、権文(14分)、殿台(10分)、春望(7分)、本春望(2分)、八田山(29分。仁江から96分。方向転換4分)、延津(10分)、馬渡(8分)、椎名(13分)、(先島県地図)、(仙先縦貫線海底トンネル)、舛淡(15分)、弦巻(10分)、渋谷(7分)、内瀬(8分)、勝浦(18分)、文瀬(8分)、奉旗(10分。八田山から111分)、(鳥豊北部)、尾城(8分)、南小諸(23分)、安部(10分)、小谷(12分)、須藤(15分)、朝比(8分)、千路(24分)、菅野(4分)、楠田(17分)、北知元(3分)、本知元(5分。奉旗から140分)、(鳥豊南部)、平尾(19分)居城(14分)、太田(16分)、本間(7分)、舎人(8分)、神場(6分)、時野(7分。本知元から77分)に停車します。なお、19時5分、20時5分、21時5分に永京を発車する列車は八田山から知元まで通過します。逆に神場を19時5分、20時5分、21時5分に発車する列車は、須藤から津喜まで通過します。

 22時5分、23時5分、24時5分に永京または神場を発車する列車は、津喜から知元まで通過します。

 永京発の新垣行き(21時30分発車)は、途中、津喜、睦井、福増、皆吉、高滝、清澄渓谷、上得中野、仁江に停車し、仁江を出ると奉旗まで止まりません。奉旗を出ると按針、終点の新垣に停車します。

 新垣発の永京行きは新垣を出ると、按針、奉旗、渋谷に停車し、渋谷から津喜までは止まりません。津喜を出ると次は永京に止まります。

 古林発車便(21時45分発車)は古林を出ると草深(5分)、桂台(8分)、中沼(5分)、よつわ台(4分)、三倉部(4分)、津喜(3分)、鹿居アリーナ(4分)、睦井(8分)、福増(4分)、皆吉(8分)、高滝(6分)、清澄渓谷(10分)、上得中野(2分)、仁江(15分)に停車し、仁江を出ると神場まで止まりません。終点の時野駅には5時55分に到着します。

 時野発の古林行き(21時45分発車)は時野を出ると、神場、舎人、本間、太田、居城、平尾、本知元、北知元に停車し、北知元を出ると津喜まで止まりません。津喜を出ると、次は終点の古林に到着します。古林には5時55分に到着します。

 時野21時45分発の古林行きは、5時55分に古林駅に到着後、素早く寝ている乗客を起こして折り返しの準備を行います。そして、6時15分発の急行松波空港行きとして折り返し、津喜・八田山方面へと走っていきます。3時間51分かけて松波空港に到着(10時6分)後、10時13分発の急行古林行きとして戻ってきます(古林13時55分着)が、その後は各駅停車津喜行き(14時2分発)として津喜まで走り、津喜から福増総合車両センターまで回送されます。

 そして夜になると再び津喜駅まで回送され、津喜駅20時10分発の各駅停車古林行きとして古林へ向かい、一旦車内整備のため草深へ回送。そして21時30分に再び古林駅へ戻ります。

歴史

夢の長距離列車

 Lライナーの前身となる「長距離急行(ちょうきょりきゅうこう)」はその名のとおり長距離を走る急行電車で、当時は両得電鉄の上谷駅(かみたにえき)と時野駅を結ぶルートで運行されていました。当時は運行経路上に両得電鉄(りょうとくでんてつ)、仙豊鉄道(せんとよてつどう)、仙先海底トンネル(線路所有のみで運行は仙豊鉄道)、奉鴨急行電鉄(ほうかもきゅうこうでんてつ)、勝亀鉄道(かつかめてつどう)、そして神豊急行電鉄(じんほうきゅうこうでんてつ)という6つの鉄道が存在しており、それぞれ異なる車両をLライナーの運用に入れていました。中には2種類以上の車両を充当してくる鉄道もあり、まさにカオスな状態でした。

 1978年10月の運行開始時点の運行形態は、始発駅を朝5時台から深夜12時台まで概ね2時間間隔で運行(1時間間隔となったのは1981年3月改正以降)し、基本的にすべての電車が特別料金不要(ただし一部指定席車両が当時は存在)でした。

 充当された車両ですが、両得電鉄からは当時の新型特急60系や、急行形車両としての役割が減って暇気味だった旧30系などが充当されました。

 60系は赤い塗装が特徴の新型特急でしたが、両得電鉄線内の特急運用のほうが優先であるため、なかなか充当されませんでした。

 飽きるほど運用入りしたのが旧30系。長距離急行は特別料金不要ということもあり混雑しやすく、「急行」としてのグレードや混雑対策を考えるとこの車両が一番適していました。

「団体輸送連合」の誕生

 1987年度になると、複数の鉄道により共同運行する煩雑さが問題となったことから、効率化のために「団体輸送連合」が設立されました。列車の運行はこの団体輸送連合の乗務員により行われ、また車両も原則として団体輸送連合所属(または団体輸送連合へのリース車両)となりました。

 永京駅・津喜駅と八田山駅、奉旗駅、本知元駅、神場駅・時野駅間の切符については、それぞれの駅に団体輸送連合が運行する列車専用の窓口が設けられており、その売り上げと経由する鉄道の「運行委託料」が収入源となっていたようです。

 ちなみに、同じ年にはNR今北が永京都の両国駅(両武本線)と神場駅の間で運行する寝台特急に対抗するため、団体輸送連合も上谷駅-時野駅間を結ぶ「夜行寝台特急」の運行を開始しています。

 両得電鉄と団体輸送連合では、車両を極力統一するため30系の車体更新や新造を行いました。

 「団体輸送連合」誕生後の一番列車(上谷駅始発)には、両得電鉄が満を持してデビューさせた30系1000番台(DEX)が充当されました。

車両の統一

 団体輸送連合成立後は、30系の車体更新車が主力となりましたが、それでも各車が持ち寄った特急型や急行型などの雑多な車両が残っており、管理が煩雑で一部の車両では混雑により遅延することもありました。そこで、扱いやすく混雑に対応しやすい車両として2003年から「U1系」が導入されました。

 「U1系」は両得電鉄仙豊支社が導入した「10系4000番台」をベースに設計された車両で、2011年までにすべての長距離急行をこの車両で統一しました。

新たなライバル

 2022年10月、ついに待望の仙豊県と先島県を結ぶ海底自動車トンネルが開通します。それまで道路では結ばれていなかった永京と鳥豊地方・神場が結ばれるということで、莫大な経済効果が見込まれていますが、一方でLライナーのライバルが出現します。それは「高速バス」です。

 高速バスは鉄道よりも安い料金で、かつきめ細やかな運行が可能です。長距離急行改めLライナーは2021年4月より結急電鉄が運行していますが、この対抗のため新しい車両を投入することになりました。

実は2022年度導入車は2021年度導入車と微妙に差異があるんですヨ!!

 新型車両は「30系4500番台」という形式名で、基本的な設備はU1系とそれほど変わりませんが、2階建て車両「プラスカー」を連結しています。U1系と見分けられるように車体の塗装も赤色とオレンジ色の温かみのあるものに変更され、鉄道の大量輸送と定時性を活かして高速バスに挑みます。

2024年3月16日ダイヤ変更

 永京~神場間の高速バスが増加したことに伴い、Lライナーの乗客は減少傾向にありました。そこで運行形態の見直しを行うこととなり、利用率が低迷していた古林駅発着便と、新垣・按針発着便が廃止されました。

 また、永京駅~神場・時野駅間の列車は5時5分から24時5分まで1時間間隔で運行されていましたが、これは6時5分から22時5分まで1時間間隔に変更されました。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2024年03月15日

当ページ公開開始日 2019年09月23日