結急電鉄の放送

 両得電鉄では、1970年代から一部の駅に駅構内放送装置を設置しています。1980年代前半までは「列車が参ります。ご注意ください。」などの単純な放送しか行いませんでしたが、1980年代後半からは種別と行き先も放送するようになりました。

PRIME型放送

 1998年度から使用開始された運行管理システムです。当時の両得電鉄と山葵製作所(わさびせいさくしょ)が共同開発しました。同様のシステムはNR今北でも採用されています。

・駅の接近アナウンスは、「接近メロディ→まもなく、○番線に、(種別)、(行き先)行きがまいります」と放送。2017年まではその後に「黄色い線の内側まで、お下がりください」と続いた。

・2017年に登場した改良型PRIME(通称東兵庫型)は、「黄色い線の……」が「黄色い点字ブロックまで、お下がりください」に変更されている。また、英語放送が追加された。

・仙豊支社管内では、八田山エリアで「PRIME-H」と呼ばれる輸送管理システムを導入している。このシステムはPRIMEをベースに八田山エリア向けの改良が施されたもので、放送内容は永京・津喜エリアのPRIMEと変わりない。

年表

1998年 (都心指令)両得本線上谷~奈原間に導入

2000年 (都心指令)浦原線日向道場~塩焼間に導入

2000年 (都心指令)古林線東兵庫~十余一間に導入

2000年 (都心指令)津喜ニュータウン線十余一~若萩間に導入

2001年 (都心指令)津物線津喜~下野間に導入

2001年 (都心指令)北萩線鹿居~中堀間に導入

2002年 (都心指令)古急・仁江急行線睦井~仁江間に導入

2002年 (都心指令)浦椿線新浦原~椿菜間に導入

2004年 (仙豊指令)仁岸・仙豊本線仁江~天作間に導入

2004年 (仙豊指令)弾来線天作~弾来間に導入

2005年 (仙豊指令)捧詩線天作~大城間に導入

2005年 (仙豊指令)仙豊本線天作~春望間に導入

2006年 (八田山指令)仙豊本線(当時)春望~八田山間に導入

2006年 (八田山指令)芝山線に導入

2006年 (八田山指令)追川線に導入

2007年 (八田山指令)椎名線、横渚線、今里に導入

2010年 (関八指令)関八本線八田山~弾来間に導入

2010年 (関八指令)富里線夏実~富里間に導入

2011年 (関八指令)弁天沢線、轟線に導入

2012年 (関八指令)入方線全線に導入

2014年 (外ノ瀬指令)外ノ瀬線八田山~中潟間に導入

2014年 (外ノ瀬指令)松波空港線全線に導入

2014年 (外ノ瀬指令)赤観線全線に導入

2015年 英語放送を順次使用開始。

2015年 (外ノ瀬指令)轟線、弁天沢線、手越線全線に導入

2017年 (遠山原指令)アーバンループ線に導入

2017年 (遠山原指令)津古線津喜~古林間に導入(古林の放送は使用停止中)

2017年 (遠山原指令)両得本線上谷~東兵庫(古林線)間を遠山原指令に移管

2017年 (遠山原指令)古林線東兵庫~十余一間を遠山原指令に移管

2017年 (遠山原指令)津喜ニュータウン線十余一~若萩間を遠山原指令に移管)

2019年 (遠山原指令)遠山原線十余一~木滝神宮間で使用開始

2019年 (遠山原指令)仁戸崎線全線で使用開始

2019年 (遠山原指令)遠山原特急線上谷~木滝神宮間で使用開始

2020年 (遠山原指令)古林駅地上ホームで接近放送のみの使用開始。

(古林駅は、近隣への騒音配慮として自動放送装置を一切使用していませんでした)

豊矢型放送

 豊矢型放送(とよやがたほうそう)は、2010年に得原本線(現在の遠山原線)両得豊矢駅で採用されたのをきっかけに、遠山原県内と仙豊県内の一部に導入された放送装置です。

 放送装置には「接近放送」→「発車放送」の順に、録音された音声が登録されています。細かな文面については、その順番を入れ替えることができ、「種別」→「行き先」の順で案内する駅と「行き先」→「種別」の順で案内する駅に別れています。また、発車放送を発車ベルスイッチで扱う駅については、ベルを切ってから一定時間は設定された放送内容が保持され、それを過ぎたら簡易包装になります。

 放送内容の更新は、運行管理システムなどによる時間を元に行う方式ではなく、電車が接近した際に次の放送内容が設定され、それが流れるようになっています。PRIMEなどの運行管理システムによる放送では、ダイヤ乱れ時に別途案内放送を行ったり、行き先の変更に対応していますが、豊矢型放送の場合は突発的な内容の変更ができないことから、ダイヤ乱れ時は簡易放送になってしまいます。

 なお、登録された音声の中には臨時電車に関する内容もあり、特定の臨時電車に関しては列車名をアナウンスすることが可能であるほか、2013年頃には遠山原県内の一部の駅で音声合成を使用した放送が使われていました。音声合成放送に関しては、当時のものは「聞き取りにくい」などのご意見があり、2014年中には元の音声に戻されています。ですが、この時の経験が後のPRIME型放送(津古型と呼ばれる音声合成を用いた放送)に活かされることとなりました。

新橋型放送

 新橋型放送(しんばしがたほうそう)は、1980年代後半に当時の両得本線(上谷駅-津喜駅間)と浦原線に導入された放送装置です。新橋電機が製造した放送装置であることが由来であり、接近メロディーと発車メロディーを両得電鉄で初めて導入した放送装置でもあります。

 最初に導入されたのは、両得本線の業平駅(なりひらえき)で、接近メロディーは『浜千鳥』、発車メロディーが『ムーンリバー』でした。次に導入された津喜駅では、方向別に接近メロディーを変更し、上りは『アマリリス』、下りは『ムーンリバー』、発車メロディーが『乙女の祈り』となっています。

 1988年度までに当初予定されていた区間すべてに導入されたほか、後に古林線(東兵庫駅-鹿黒駅)や北萩線(津喜駅-中堀駅)、津古線などにも導入されています。長い間都心側の区間ではおなじみの放送でしたが、1998年にPRIME型放送の運用が開始されて以降、数を減らしていきました。

海浜PRC

 1985年に開業したベイコネクト線木材座駅(もくざいざえき)-新浦原駅(しんうらはらえき)間に導入された放送装置で、後にベイコネクト線全線に導入されました。基本的にメロディーはチャイムだけです。

◆接近時

♪ピンポーン♪

まもなく 一番線に 列車が まいります

白線の内側に 下がって おまちください

◆発車時

ブザー

一番線 列車が 発車します

ドアが閉まりますから ご注意ください


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2022年05月07日

当ページ公開開始日 2019年01月04日