つはら線

概要

 結急つはら線(ゆいきゅうつはらせん)は、津喜県津喜市の本町・津喜城駅(ほんまち・つきじょうえき。地図上では「HT」)から、つはら台駅(つはらだいえき)までを結ぶ、結急電鉄の鉄道路線です。1992年に大森台駅-つはら台駅間が開業し、同じタイミングで開業した海千キリン線と当初より相互直通運転を行っています。

 津喜市近郊のニュータウンへ向かう路線として建設されましたが、1992年から2017年までは津喜市中心部へのアクセスが不便で、乗客のほとんどが途中の学園前駅(がくえんまええき)でNR外郷線に乗り換えていました。

 現在は本町・津喜城駅まで延伸し、若葉の森線に乗り入れて津喜中央駅や椿森駅まで乗り入れており、津喜市中心部へのアクセス路線としての重要性が高くなっています。


運行形態・車両

 日中は椿森駅(若葉の森線)-本町・津喜城駅-つはら台駅-白子駅(海千キリン線)間の電車が15分間隔で運行されます。

 ラッシュ時は7分30秒間隔で運行されています。

 すべて8両編成です。

現在の車両

 主力車両の80系100番台(福増総合車両センター所属)。

 海千キリン線からは1000系2000系が乗り入れます。

過去の車両

 1992年から2015年まで運行されていた50系。当初は4両編成でしたが、後に8両編成も運行されていました。

 車両の所属は草深総合車両センターでしたが、当時は他の両得電鉄線と線路が繋がっていなかったことから、メンテナンスは海千キリン線の車両基地で行っていました。

 2014年から2022年3月まで運行されていた80系0番台。現在は原則として80系100番台を充当するようになっており、突発的な運用変更がない限りつはら線に来なくなりました。

沿線概況

 起点の本町・津喜城駅(ほんまち・つきじょう)は二層構造の地下駅で、上段が若葉の森線、下段がつはら線のホームとなっています。折り返し設備が設けられていますが、基本的にすべての電車が若葉の森線に乗り入れ、北へ進んだところにある椿森駅(つばきもりえき)発着となっています。

 駅は駅名にもなっている津喜城の下にあります。津喜城はもともと天守閣のないお城なのですが、1960年代に他のお城を模した天守閣が建設され、以前はプラネタリウムもありました。県立図書館や文化会館などの施設も近く、津喜市街の文化的な中心地となっています。

 駅を出るとしばらく二層構造の地下線を進み、若葉の森公園の手前で若葉の森線と分岐。大森台駅の少し手前で堀割区間に入り、そのまま大森台駅に到着します。大森台駅は堀割区間に挟まれていますが、ホームがある部分は地下となっています。ホームは2面2線の相対式。2017年まではここが当路線の起点でした。駅周辺は住宅となっており、アーバンループ線も通り利便性が高いことから人気が高まっているようです。

 さて、大森台駅からは単線区間に入ります。設備そのものは複線に対応しているのですが、建設コストを削減するために線路は片側にしかありません。次の学園前駅はNR外郷線に接続している駅で、かつては津喜・永京方面に向かう場合この駅で乗り換える必要がありました。この駅で折り返す電車もラッシュ時に設定されていました。

 ニュータウンの中にある椎名駅(しいなえき)を通り、しばらく進むと終点のつはら台駅に到着します。つはら台駅は1面2線の駅ですが、駅の西側にホームを増設できるようになっており、2面4線構造に変更することも可能です。しかし、ホームを増設するほどの需要がなく、実際に増設する予定はないそうです。ここから先は「海千キリン線」の区間になります。

延伸計画

 つはら線は、1960年代に計画されていた「湾岸新線」の一部として計画されました。この湾岸新線のうち、浜茄子町駅から津喜駅まではベイコネクト線として開業しています。ただし、湾岸新線にはベイコネクト線・つはら線として開業した区間だけでなく、未開業の区間も存在します。

 それはつはら台駅から八田山線の福増駅(ふくますえき)までの区間です。当初の計画では、古急線(現在の八田山線)の電車を湾岸新線経由で都心に直通させる予定でした。しかし、他の区間の整備を優先したことや、バブル崩壊などで景気悪化したこともあり、この区間の整備はかなり後回しにされています。ただ、延伸を諦めたわけではなく、現在も延伸するための免許を保持し続けているようです。


 延伸しても若葉の森線や花浜線があることから、大きなメリットが期待しにくい状態です。それでも、福増市内の住民を中心に延伸を期待する声は多く、低コストで需要に見合った運行形態で整備すべきとの意見もあります。結急電鉄は「結急として整備する予定はないが、第三セクターや上下分離方式での運行には協力できる」としており、2両ワンマンの電車がつはら台駅で連結し、そのまま津喜中心部に乗り入れる運行形態などが考えられています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2022年08月13日

当ページ公開開始日 2022年08月13日