春望都市モノレール

概要

 春望都市モノレール(はるのぞとしものれーる)は、1991年から運行されている跨座式モノレールです。市内の鉄道空白地域の渋滞を解消するために建設され、根木内駅(ねぎうちえき)から本春望駅(ほんはるのぞえき)を経由し、ふじみ野駅(ふじみのえき)までを結んでいます。

 市内には団地や稲岡自動車などの工場があり、それらを結ぶことで通勤・通学輸送に対応できるルートとしています。また、途中の水元駅で関戸方面のNR春望線に、本春望駅で八田山・見旗方面の結急八田山線に接続しています。

 運行本数は、ラッシュ時は5分から7分ほどの間隔で運行。日中は10分間隔で運行されています。車両はすべて2両編成です。


沿線概況

 起点の根木内駅は、市内でも比較的早い時期に団地が造成された地域です。団地といっても、一戸建て住宅が建ち並んでいるようなもので、一般的に想像される団地とは少し印象が異なります。モノレール開業前はここから殿台駅または春望駅へ向かう路線バスが運行されていましたが、いずれも道路渋滞により遅延することが多かったようです。

 南へ進み、春望市街を目指します。高速道路の脇にある大路駅は、車両基地の最寄り駅です。ラッシュ時を中心のこの駅を始発または終点とする電車も設定されています。2022年7月には本春望駅の電光掲示板において、従来の「大路行き」表示を「大路(根木内行きに接続)」のスクロール表示に変更されていることが沿線ファンの間で話題になりました。

 水元駅ではNR春望線に接続。ここまでが1991年開業の第一期開業区間になります。ここから終点のふじみ野駅までが開業したのは、1993年のことでした。

 市街地に入り、道沿いにビルが建ち並ぶようになると、ほどなくして本春望駅に到着します。春望市内には「春望駅」と「本春望駅」という二つの大きな駅がありますが、百貨店などが隣接していて商業の中心となっているのはこの本春望駅です。

 この駅は結急八田山線楠木線が「八の字」に分岐しているのが特徴ですが、ちょうど分岐し始めたあたりにモノレールが跨がっています。2016年に開業した駅ビルと改札階は通路で繋がっており、乗り換えは楽です。

 終点のふじみ野駅は市街地から東へしばらく進んだところにあります。終点までの沿線は住宅地がずっと続いていく地域となっており、ラッシュ時はこの住宅地から八田山方面へ通勤・通学する人で混雑します。また、稲岡自動車の工場などが沿線にあることから、工場への通勤輸送も担っています。

 ふじみ野駅から先の延伸構想もあり、NR芽論線の佐倉代駅(さくらよえき)まで伸ばしたいという話もありますが、春望市内から出てしまうことや距離があること、採算がとれるとは思えないことが理由で具体的な計画にはなってないようです。 


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2022年08月30日

当ページ公開開始日 2022年08月30日