信濃・両武線

概要

 信濃・両武線(しなの・りょうぶせん)は、津喜(つき)と永京都の府川(ふかわ)を結ぶ運行系統です。旅客案内では「両武線」と案内されることがほとんどです。

 永京首都圏を東西に結ぶ大動脈であり、広く知られた路線でもあります。ラッシュ時は混雑することから、1999年から2020年3月までは一部の電車に6ドア車が一両連結されていました。信濃線側、両武線側ともに各駅に停車し、快速が通過する駅にも停車して地域間、都市間輸送を担っています。

 

 起点の津喜は1番線と2番線を使用します。ここから幕沼(まくぬま)の一駅手前、検見浜本郷(けみはまほんごう)までが津喜市内の区間です。快速の通過駅である西津喜(にしつき)、新花見川(しんはなみがわ)、検見浜本郷ではバスから乗り換えてきた乗客が一気に乗り込んできます。快速停車駅である稲木(いねぎ)、検見浜(けみはま)では快速に乗り換える乗客や、逆に各駅停車に乗り換えてくる乗客で混雑します。

 津喜駅の次の駅である西津喜は、津喜大学などがある学生の街です。そのため、他の駅に比べて通学定期利用率が圧倒的に高くなっています。東口前にはバスロータリーもあり、両得津古線(つふるせん)三倉部駅(さくらべえき)方面を経由して津喜駅へ向かう路線や、西津喜駅東側を循環する路線(轟町循環線)などが発着しています。いずれも両得バスにより運行されています。

 稲木と検見浜の間にある新花見川駅は、1960年代に開業した駅です。近くには両得津喜線(つきせん)の花見川駅もありますが、用地の都合で発着するバスを少なくせざるを得ない花見川駅に対し、新花見川駅は十分な広さのロータリーを有していることから、ラッシュ時は多くのバスが折り返していきます。バスは内陸の団地などへと向かうほか、両得津喜東西線(つきとうざいせん)の駅へ向かう路線もあるようです。

 検見浜と幕沼の間にある検見浜本郷駅は、駅の東隣に車両基地(検見浜車両センター)があることで知られています。この検見浜車両センターには両武快速線や、内郷線、両武本線の普通列車に用いられる車両が止まっています。一方で信濃・両武線の電車はこの車両基地ではなく、幕沼にある車庫(旧幕沼電車区)を使用しています。また、駅前からは海浜検見浜方面へ連節バスが運行されています。現在活躍している連節バスは2010年に導入された二代目ですが、検見浜に快速が停車するようになった2013年以降はモノレールへと乗客が流出したため、近々通常のバスに置き換えられるそうです。

 幕沼は車庫がある関係でラッシュ時に始発電車が多数設定されています。折り返す電車に関してはすべて永京側からやってきますが、出庫する電車に関しては逆に津喜方面へ向かうことが大半です。なお、永京都心方面から折り返した電車と津喜方面へ出庫する電車は接続が悪く、場合によっては折り返し電車の到着と同時に始発の津喜行きが発車していってしまうこともあるようです。

 船瀬と市屋の間は快速線の駅間が長いこともあり、乗客数が多い区間の一つとなっています。途中には宮野木線(みやのぎせん)と接続する西船瀬(にしふなせ)、下得中山(しもとくなかやま)、本八幡(もとはちまん)の各駅があります。宮野木線が永津線(ながつせん)経由で永京に直通するようになった1991年以前は、当路線に乗り換えて市屋で快速に乗り換えるという乗客も多かったようです。本八幡は市屋市内陸部からのバスが多く発着する駅ですが、それまでの区間では両得バスが主に発着していたのに対し、白い車体に青と赤のラインの京香バス(きょうかばす)が主に発着しています。京香バスは京香電鉄の子会社であり、市屋市(いちやし)に本社があります。

 市屋を出ると永京都に入ります。ここからはしばらく川を何回も渡る区間です。川に囲まれていることもあって地盤があまり良くなく、場所によっては海抜0m地帯もあるようです。東大岩(ひがしおおいわ)の手前で両武貨物線と別れた後は、また川を渡り川井(かわい)に到着します。

 川井は両得遠山原線(とおやまはらせん。以前の両得古林線)と乗り換えできる駅であり、終日多くの乗り換え客で混雑します。駅の改良工事が2010年から2016年にかけて行われたほか、両得電鉄との乗り換え改札も設けられています。

 快速停車駅でもある但馬護町は、永京環状線との接続駅です。ここからはいよいよ「永京都心」の中へと入ります。並行していた両武快速線が地下に潜ったあとは、相撲の町として知られている横網(よこあみ)、深芝橋(ふかしばばし)を通り、オタク共が集うターミナル、春葉原(はるはばら)に到着します。この春葉原の道の上を両武線が横切っていく光景は、春葉原を象徴する光景として知られています。また、信濃・両武線は他の路線に比べてアニメ作品のラッピングが行われることが多く、度々話題になります。

 春葉原を出て、次のお茶の水で信濃線と合流します。ここからは書類上「信濃本線」として扱われる区間です。以前はこのお茶の水から蓮庭(はすにわ)まで、早朝深夜に信濃快速線の車両が走る運用がありましたが、2020年3月に廃止されました。永京ドームが近い水道橋や、大学のある信濃町を経由すると、いよいよ永京西側のターミナル、蓮庭に到着します。

 蓮庭では永京環状線と対面接続しています。ちなみに、信濃・両武線を走っている車両はその多くが永京外環線から転属してきた車両(N1600系500番台)です。2020年3月までは転用前の車両と転用後の車両が並ぶこともよくありましたが、そもそも以前から信濃・両武線を走っている車両(N1600系)とほとんど見た目が変わらないことから、そのことを知っているのは一部の鉄道好きに限られていました。

 永京地下鉄津喜線と合流する中窪(なかくぼ)は、サブカルチャーの街として知られています。ここから府川まではほぼ直線的に線路が続いてくほか、永京地下鉄津喜線から乗り入れてきた永京地下鉄や両得電鉄の車両も乗り入れてきます。

 井ノ葉(いのは)は永京外環電鉄(外環ライン)と接続している駅です。よく知られている公園があるほか、都心部へのアクセス手段が二つある(信濃線に加え、永京外環電鉄が民谷へと向かう)ことから、人気が高いエリアとなっています。

 終点の府川(ふかわ)は、快速だけでなく保土ケ谷線(ほどがやせん)、モノレールに乗り換えることができる駅です。非常に利用客数が多い駅であり、利便性が高いことからさらなる開発が進められています。

 運転間隔は、津喜~三鷹間が5分間隔、三鷹~府川間が10分間隔となっています。ラッシュ時はさらに本数が増えるほか、中窪~府川間では地下鉄津喜線へ乗り入れる電車が運行されています。

 日中は津喜~中窪間の電車が毎時6本、津喜~府川間の電車が毎時6本(合わせて5分間隔)で運行されているほか、地下鉄津喜線から乗り入れる中窪~三鷹間の電車が毎時6本(10分間隔)で運行されています。

現在運行されている車両

N1600系500番台(永京環状線から転属)

2014年から2020年3月にかけて転用された。0番台との違いは、ドア上の案内表示器が15インチLCD(アナログ伝送)であることや、車外スピーカーを備えていることなどである。

N1600系0番台

現在運行されている編成は、すべてMT比が4M6Tから6M4Tに変更されている。500番台と異なり、ドア上の案内表示器は一段LEDである。

N1600系800番台

2002年から導入された車両。この車両の導入により、地下鉄津喜線(当時は地下鉄広鐘(ひろかね)線)への直通電車が増発された。現在は一部の編成で制御装置の更新が行われている。ドア上の案内表示器は一段LED。

なお、地下鉄津喜線運用専用であることから、津喜~中窪間には入線しない。

永京地下鉄津喜線の車両

55系、57系、65系ともに乗り入れる。画像は65系。

両得電鉄10系0番台更新車

地下鉄津喜線方面からの直通電車のうち、両得電鉄の車両で運行される「R運用」に関しては、原則としてこの10系0番台が充当される。2020年3月ダイヤ改正は、10系100番台など他の形式も充当されていた。三城総合車両センター所属

過去に運行されていた車両

N1600系0番台2006年度増備車(現在は転属済み)

N1600系0番台2006年度増備車(スカート変更前)

N1600系800番台(スカート変更前)

N1600系(スカート変更前)

1528系500番台(現在は転属済み)

1528系500番台(スカート変更前)

1524系(スカートあり)

1524系

1520系

1520系

1512系

1510系


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2023年07月21

当ページ公開開始日 2017年08月02日