貨物電車

駅へ荷物を届ける

 両得電鉄(当時)では、2015年頃から駅と一体になっている商業施設への商品などの輸送を、電車で行うことを検討していました。旅客輸送に加えて貨物輸送も行うことで、収入を増やそうと考えたのです。

どのように商品を輸送するか

 現在検討されている案は、車両基地などの中に配送センターを設置。まず各工場からトラックで商品を輸送します。

その後、配送センターにて商品を目的地べきに仕分け、各方面の電車に運び入れます。電車は編成中何両かを商品輸送専用車両として、旅客用車両とは区別。また旅客用車両に面する車内通路ドア付近に警備員を配置し、商品の盗難を防ぎます。

 電車は乗客を運びながら駅ナカがある駅まで運行。駅では搬入担当チームが商品を降ろし、各店舗へ運びます。電車によっては駅ナカがある駅が途中にもあることから、何回かこの作業を繰り返すことになります。

 スピーディーな搬入を実現するため、商品は目的地の駅別に可動式ボックスに入れられます。また、商品輸送専用車両のドアは搬入に必要な箇所のみを開閉し、駅ナカがない駅や搬入に必要がないドアは常に締め切ります。

解決するべき課題

 貨物通勤電車は予算的には今すぐ実現できそうですが、解決するべき課題は多いままです。まず車両基地の中に配送センターを設けることについてですが、想定されている草深車両センター、三城車両センターにはスペースの余裕があまりありません。

 車両も一部のドアのみを締め切る機能がないことや、その機能を搭載するにしても全体の何割に搭載すれば良いかの話が具体化していません。

 警備面でも電車から商品を降ろした後、各店舗のバックヤードに輸送するまでが不安要素となっています。移動式ボックスを用いる場合、エレベーターを使わなければならない点も改善点の一つです(旅客と一緒にエレベーターに乗せないことを想定しており、使用中は旅客がエレベーターを使用できなくなる)。


※当ページの内容はフィクションです。

当ページ最終更新日 2022年08月27日

当ページ公開開始日 2020年09月11日