かみば急行電鉄

概要

 かみば急行電鉄(かみばきゅうこうでんてつ)は、神場府の流山駅(ながれやまえき)から、津沼県田間町の研究都市駅(けんきゅうとしえき)までを結ぶ鉄道路線です。2004年10月に開業した比較的新しい路線であり、神場都心と津沼県文違市(ひじかいし)・田間町にまたがる研究都市の間を、高速で連絡するために建設されました。

 開業時よりATOによる自動運転や、ホームドアを採用しており、車両も車体幅を広げて室内空間を確保しています。開業前の試算では、25年で黒字化を目指していましたが、利用客数が想定より多く開業から6年で黒字化を達成しています。

 長らく6両編成で運行されていましたが、2022年より8両編成での運行が開始され、より便利で快適な路線を目指して走り続けています。


車両・運行形態

2000系

 2022年に登場した車両で、8両編成です。SiCモジュール適用VVVFインバータ制御装置を搭載しています。

1000系

 2004年に登場した車両で、6両編成と8両編成の二種類があります。

 昼間は1時間あたり各駅停車6本(10分間隔)、快速4本(15分間隔)が運行されており、このうち各駅停車は流山駅-新吉倉駅間で運行されています。快速は全区間で運行されており、途中の停車駅は舎人(とねり)、大江、堀川、久利みらい、新吉倉と、新吉倉から先の各駅です。

 ラッシュ時は新吉倉駅-研究都市駅間でも優等運転を行う「急行」が運行されており、流山駅から新吉倉駅までの快速停車駅と、関宿、文違(ひじかい)に停車します。

沿線概況

 起点の流山駅(ながれやまえき)は、NR田井中線と地下鉄南北線に接続している駅です。ビルが密集する都心部であり、十分な用地を確保できないことから、駅は道路下の地下に建設されています。1面2線構造の島式ホームで、将来的な延伸にも対応できる設計とされました。

 次の舎人駅(とねりえき)も同じく地下1面2線構造の駅です。この駅では、結急神場環状線知元線と新交通システム「タウンシャトル」に接続しています。結急神場環状線は、神場都心の主要な駅を結ぶ路線であり、多くの人が乗り換えます。そのため、舎人駅は最も乗降客数の多い駅でもあります。

 大江駅(おおええき)ではNR鳥豊本線と接続しています。この駅付近まではオフィスビルが密集している地域を走りますが、ここから先は住宅地の中を走って行きます。駅を出て程なくして地上そして高架区間に入り、引き続き東へと快走していきます。

 堀川駅(ほりかわえき)は都心に近い住宅地ということで、乗降客数の多い駅の一つです。東神室見線、NRかみば北線、そしてタウンシャトルと接続していますが、高架線が重なっておりさらに高い所に通すと景観上の問題があることから、駅の手前で再び地下に入ります。駅自体は2面2線の相対式構造です。

 堀川駅を出ると、再び地上に出て高架区間を快走していきます。途中の馬込沢駅(まごめざわえき)は2面4線で待避のできる駅であり、日中はこの駅で各駅停車が快速を待避します。この馬込沢駅からは、丘陵地帯そして山岳地帯へと入っていき、アップダウンが激しくなっていきます。

 万博センター駅(ばんぱくせんたーえき)は、1980年代に万博の開催を想定して建設されたニュータウンですが、実際に万博が開催されたことはありません。丘陵地帯と山岳地帯の境目という起伏の激しい場所ではありますが、平らに造成されて団地やマンションが建ち並んでいます。当路線の開業に伴い人口が急増した地域でもあります。

 久利みらい駅(くりみらいえき)はNR久利線と接続する駅です。「山奥の住宅地」として知られている久利エリアのニュータウンとして、1990年代から開発が進められてきました。険しい地形ということで坂道が多く、住民の負担を減らすためにエスカレーターが多く設置されているのが特徴です。

 久利みらい駅を出ると、電車は坂を下っていきます。同じく久利市内のニュータウンとして開発された谷和原駅(やわらえき)やもりのは駅を通ると、神場府を出て津沼県に入ります。

 津沼県最初の駅である新吉倉駅(しんよしくらえき)は、車両基地が近くにある運行上の拠点駅。始発電車が多いということで人気が高く、駅周辺には多くのマンションが密集しています。また、近くには吉倉アウトレットや気軽に動物とふれあえる「吉倉牧場」があり、観光目的に使う人も多いです。

 関宿駅(せきやどえき)は、難読地名の文違市(ひじかいし)西部エリアへ向かう路線バスが多く発着している駅です。殿台を経由し、アイスを作っている文違乳業の工場を経由して田岡へ向かう路線や、東神室見線の古見駅(こみえき)、藤崎駅(ふじさきえき)方面へ向かう路線も発着しています。

 文違駅(ひじかいえき)は、NR文違線と接続している駅です。かつては研究都市と神場都心を結ぶ中継地点として、路線バスから列車に乗り換える人で賑わっていました。現在は乗り換える人こそ減りましたが、都心アクセスが良いことが注目され、人口が増加しているようです。

 終点の研究都市駅(けんきゅうとしえき)は、国と神場大学や永京大学などが中心となって造成した「研究都市」の中にある駅です。この研究都市が造成されたのは1970年代のことですが、その時点ですでに当路線用の用地が用意されていました。最新テクノロジーの聖地として、多くのスタートアップ企業が集積していることでも知られています。


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2023年07月01日

当ページ公開開始日 2022年10月05日