結急車両の動き2023年~2024年

2024年春の廃車

 2024年春のダイヤ変更に伴い、車両数の削減が行われました。これに伴い、特急型車両では90系8連6本、DEX系8連2本が廃車されたほか、それ以外の車両も一部が廃車されています。

 人気車両だったDEX系ですが、老朽化に伴いついに引退。3月にさよならイベントが行われた後、2024年4月に廃車・解体されました。

80系700番台2階建て車

 4連2本のみが在籍していた80系700番台の2階建て車組み込み編成も廃車・解体されました。制御装置の更新が行われた編成ではありますが、仕様が他の編成と異なる事から、早期に引退することになりました。

車種整理(2024年1月から2月)

 2024年1月から2月にかけて、来急車両センター及び、末広車両センターにて車種整理が行われました。

 引退した車種を紹介します。

30系「いぶき」(2024年1月20日引退)

 2013年に登場した観光用車両で、SS1編成とSS2編成の4連2本が在籍していました。2本とも2024年1月20日で運用離脱。2月に廃車・解体予定です。

70系1500番台(2024年1月20日引退)

 2023年3月18日から2024年1月20日まで、SS3編成とSS4編成の4連2本が在籍していました。

 先頭車はDEX、中間車は70系50番台を活用したもので、界磁チョッパ制御です。

 2024年2月に廃車・解体予定です。

1340系(2023年11月引退)

 長年活躍していた車両です。2022年度初め頃には6連3本と2連12本が在籍していましたが、10系及び40系の導入により2連6本が廃車されました。2023年11月には全編成が定期運用を失い、2024年1月中に全編成が廃車・解体されました。

70系50番台来急車(2024年1月引退)

 2023年2月に来急支社管内での運行が開始された車両です。

 2023年3月中に6連15本が揃い、6連編成はすべてこの車両に統一されました。

 2024年1月に10系の導入により引退し、2024年2月までに全15本が廃車・解体されます。

特急型車両の置き換え・転用(11月から12月)

 勝亀支社所属の108系特急型車両は、走行機器の部品確保が困難となってきました。登場からすでに40年近くが経過していることもあり、4連16本のうち12本を51301形で置き換えることになりました。51301形は走行機器をIGBT-VVVFに更新済みであり、2編成連結時に通り抜けすることができます。

 仙豊支社の末広車両センターに所属していた4連12本を、11月から12月にかけて勝亀支社に転用(なお試運転はすでに実施済み)することになりましたが、末広車両センターの車両が不足します。そのため、90系8連6本を福増総合車両センターから4本、三城車両センターから2本調達し、不足分を補いました。

 90系は赤色の塗装そのままに末広車両センターに転属しました。三城車両センター所属の車両は10両編成だったため、8両編成に短縮してあります。余剰となった中間車2両2組は廃車・解体されています。

54401系の譲渡・廃車

 54401系は、2023年11月29日時点で名木車両センターの4連20本、河南車両センターの4連12本と、八田山総合車両センターの54451形6連5本が余剰となっています。いずれもVVVFインバータ制御車ですが、ワンマン非対応車であることや、制御装置の更新が行われていないことを理由に廃車されることになりました。

 しかし、アルミ製の車体はまだまだ使えるため、他の鉄道に譲渡することが計画されました。複数の鉄道に声をかけたところ、津喜県の仁江うみ鉄道に54451形2連5本(2023年度)、海上県の海上鉄道に54401形4連5本と2連14本(2023年度2連5本、2024年度4連5本と2連9本)が譲渡されることになりました。いずれも編成を短縮し、保安装置などを現地仕様に変更して譲渡されます。

 余剰となった54401形と54451形の一部車両は、8連5本に組成されて「貨物電車」用の車両となりました。津喜県の福増総合車両センターと神場府内を往復する貨物電車には、それまで通勤型車両が充当されていました。しかし、需要の増加に伴い輸送能力を向上させる必要があるため、座席をすべて撤去し、完全に貨物電車専用の車両を仕立てました。

 54401形先頭車10両と中間車10両、54451形中間車20両が改造種車に選ばれています。座席撤去と車体帯の一部変更が行われましたが、制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のままとなっています。

 なお、残りの54401形先頭車16両、中間車70両は、2023年12月から2024年2月にかけて廃車・解体される予定です。

30系3000番台の転属と勝亀支社70系50番台の引退

 2023年9月2日(土)より、神豊支社に所属していた30系3000番台5本と、新たに導入された1本が勝亀支社管内でデビューしました。これに伴い70系50番台4連12本(8連6本扱いで運用されていた)が余剰となり、2023年10月14日ダイヤ変更で引退しました。

 引退した70系50番台4連12本は、10月から11月にかけてすべて廃車・解体されています。

10系4000番台の勝亀支社への転属

 河南車両センターに所属していた、轟線用10系4000番台4連7本が勝亀支社に転属しました。11月にはすでに勝亀支社にいた10系4000番台4連21本と併せて「10系6000番台」に改番されています。

2023年8月から10月

 2023年10月2日付けで、福増総合車両センター所属の30C系4連10本が廃車されました。今回の廃車により、30C系の観光列車用の改造を受けていない編成が消滅しました。

 2023年8月から9月にかけて、三城車両センターの90系0番台10連3本、福増総合車両センター所属の90系100番台8連6本、神豊支社所属の90系100番台8連4編成が廃車されました。いずれも余剰となっていたGTO-VVVFインバータ編成です。

 一方で、福増総合車両センター所属の90系50番台IGBT車のうち8連3本が神豊支社に転属しています。

 2023年10月時点では福増総合車両センター所属の90系が8連6本となり、2編成が夜行特急、4編成が予備編成となっています。

椎名・横渚線への80系転用

 2023年7月より、80系0番台6連が順次椎名・横渚線に転用されています。同線で活躍している70系の置き換えを目的としたもので、4月から7月にかけて昇田車両センターから10本が、11月には福増総合車両センターから8連→6連6本が転入しました。

2023年5月

 福増総合車両センターで動きがありました。

 2023年3月ダイヤ変更時点で8連9本が余剰となっており、これを各路線へ転用することになりました。

 転用・組み替えの対象となったのは30系0番台8連1本(5M3T)、30系10番台8連1本、そして30系1000番台4+4連3本、4連1本です。

 30系0番台8連1本は、編成を4両編成に短縮。残った中間車4両のうち、電動中間車2両は2023年度導入予定の先頭車2両と編成を組むために休車となりました。また、もう2両(電動中間車1両と付随中間車1両)は、30系10番台8連1本に組み込み、10連化のうえ三城車両センターに転属しました。

 三城車両センターに転属した30系10番台10連(10-15F)は、津喜線系統用の編成として整備され、すでに同車両センターで活躍している30系10番台(10連3本)や10系0番台と共通の運用に入ります。津喜線での運用開始は2023年5月27日(土)です。

 8連から短縮された30系0番台4連1本は、ワンマン対応化工事(側面のカメラ設置)を経て、6月より運用に入る予定です。福増総合車両センターではすでに30系0番台4連1本が在籍していますが、この編成は通常塗装。新たな形態が誕生しました。

 30系1000番台の4+4連3本は、2編成同士の連結を解除されて4連6本となりました。これに4連1本を加えた4連7本が草深総合車両センターに転属し、2023年7月予定のダイヤ変更にて70系6連を置き換える予定です。

 なお、転用・組み替え後も8連4本が余剰のままですが、こちらは7月から運行される福増総合車両センター(津喜県)~神場時野駅間の「通勤型車両を用いた貨物電車」の運行に充当される予定です。

■2023年5月時点での福増余剰

・80系0番台8連8本

・10系910番台8連1本

・8連9本

■おきかえ

・30系1000番台4+4連 3本

・30系0番台8連1本(5M3T)

・30系10番台8連1本


※当ページの内容はフィクションです※

当ページ最終更新日 2024年01月20日

当ページ公開開始日 2023年06月01日